ビュレット
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ビュレットは滴定(容量滴定)の時に使用し、滴下した液の容量を秤量するための器具である。
ガラス製、プラスチック製があり、色も透明(白色)、褐色がある。 形状は右図の物が最も基本的であるが、空気圧で定位まで液を補充できる「オートビュレット」も汎用される。
構造は概ね滴下ロートと同じであるが、貯留部は計量に適したように一様の内径になっており且つ細く、目盛が細かく壁に刻印されている。なお、滴下量を測定するため、目盛りは上のほうが0点となっており、注意が必要である。
また、目盛りは活栓が右にあるとき正面を向くよう刻まれているが、これは活栓を左手で操作し、容器を右手で操作するというビュレットの基本操作を行う場合便利なため。
正式な計量には国家検定を受けたビュレットを使用しなくてはならない。正式なものは検定マークが刻印されている。
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