パエトーン
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パエトーン(Phaëton, Phaethon, ギリシア語:Φαέθων)はギリシア神話において太陽神ヘリオスの子とされるが、アポロンがヘリオスと混同されている場合アポロンの子ともされる。ファエトンとも言う。
パエトーンは、友人達からヘリオスの子ではないと言われたため、自分が太陽神の息子であることを証明しようと太陽の戦車を操縦した。しかし、御すのが難しい太陽の戦車はたちまち軌道をはずれ、大地を焼いたためゼウスによって雷を打たれ最後を迎えた。このときあまりにも地上に近づきすぎたので、火災を逃れた地域の民族は肌の色が黒くなったと言われている。