バーテミウス・クラウチ・ジュニア

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バーテミウス・クラウチ・ジュニア(Bartemius Crouch Jr)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する架空の人物。男性。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

[編集] 登場巻

第4巻

[編集] 人物解説

魔法使いであり、死喰い人。父のバーティ・クラウチとの関係が良好でなく、父への反発から10代の頃にヴォルデモートに仕え、仲間の死喰い人と共にロングボトム夫妻に許されざる呪文を使った罪でアズカバン送りにされた。しかし死期の近い母がクラウチ氏に懇願し、脱獄を図る。ポリジュース薬を飲んで母と入れ替わり、父と共に脱獄した。まもなくポリジュース薬によって変身した姿のまま、母は死亡し、アズカバンの敷地内に埋葬される。ヴォルデモートに忠実なのか舌なめずりする習慣がある（これは映画のみ）。ヴォルデモートに対し「憎悪している父親と同じ名前をつけられた」という共通点を見出し共感している。クィディッチが好きだったらしい。

アズカバン脱獄後「服従の呪文」をかけられ自宅で監視されたため逆らえなかったが、ヴォルデモートとワームテールに助けられ、今度は逆に父に「服従の呪文」をかけ服従させる。そして、ハリー・ポッターを三校対抗試合で勝利させ、ヴォルデモートの元へ連れて行く任務をまっさきに引き受けた。しかしそのためには、マッド・アイ・ムーディに成りすます必要があったため、ムーディを捕らえた後に彼の持ち物であるカバンに監禁し、ポリジュース薬を使い、ムーディに成りすました。その後、禁じられた森でクラムに失神術をかけ、父を死の呪文で殺害し、透明マントを被せ放置し、その後ハグリッドの小屋近くに埋葬した（映画では埋葬せずそのまま森に放置）。

ハリーがヴォルデモートから逃げ帰ってきたので、襲おうとしたがダンブルドアに捕らえられ、ファッジ魔法大臣が自分の護衛につれてきた吸魂鬼の暴走により、吸魂鬼の接吻を施され、死よりも酷い姿となった。偽者のムーディではあったがハリーに闇祓いへの進路を意識させるなど少なからぬ影響を（結果的に）与えた。映画の「憂いの篩」のシーンではジュニアを原作より年齢を上げて登場させている。