バフォメット
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バフォメット(Baphomet)は、非常に有名なキリスト教の悪魔の一人で、黒ミサを司る、山羊の頭を持った悪魔。その名はマホメット(イスラム教を創始した預言者ムハンマド・イブン=アブドゥッラーフのこと)が転じたものと思われる。
十字軍で活躍したテンプル騎士団は、1307年にフィリップ4世の偶像崇拝の糾弾を受けた際、このバフォメットの偶像を奉っていたとされている。後に両性具有で黒山羊の頭をもつ姿で、魔女たちの崇拝対象となった。
19世紀にフランスの魔術師エリファス・レヴィが描いた絵「メンデスのバフォメット」が最も有名。