バトル・ドロイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バトル・ドロイド(battle droid)は、SF映画『スターウォーズ』シリーズの中で、通商連合が製造していた、戦闘用のドロイド。ひとつのコンピューターですべて制御されている。画像
[編集] 仕様
バクトイド・コンバット・オートマ社製でパワーパック、ブラスターライフル等を搭載し、統制コンピューターに逆らわずに動く。語彙には乏しいが必要に応じて会話も可能であり(小説板「スターウォーズエピソード3によると、「武器をよこせ」等といった台詞は録音によるものだといわれる)、普段は体育座りの格好で収納されている。階級等によって色が違い、普通の兵士は全身が肌色(エピソード2では赤茶色)、赤が警備兵、青が操縦兼整備士、黄色は指揮官を表している。外観は長身で細身で高さは1.91メートル、剥き出しのジョイントと骨白色の金属でできている。構造的には弱く、対人用ブラスターの1発やジェダイにフォースで突き飛ばされただけで壊れてしまう。ただし壊れたドロイドは安易に修理・再利用が可能である。
また、ブラスターを内蔵型・連射式にし、装甲を強化したスーパー・バトル・ドロイドも登場している。こちらはAIも強化されており、判断能力などが以前より優れている。
[編集] 特徴
よい点・・・与えられた命令には全て従い、まったく反逆を起こさず感情がないので扱い易い。
悪い点・・・自立的に機動できないので、統制コンピューターが機能を停止するとドロイドも機能が停止してしまう(小説版「スターウォーズエピソード1」では、ナブーの戦いで司令船の破壊によってすべてのバトル・ドロイドが機能停止に陥ったため、その反省として、司令船からの通信が途切れた場合のため、自立プログラムが用意されているとされる。ただし、「とにかく動いているものは破壊せよ」といったものらしい)。
[編集] 余談
普通のバトル・ドロイドは上官の命令に「ラジャー」と受け答えるが、操縦士のバトル・ドロイドのみが「イエッサー」と受け答えをする。
また、シリーズを重ねるごとに声が高くなっている。
また、エピソードⅡにおいて、首の回線規格が同一だったせいか、C-3POの頭部と胴体が製造ラインでごちゃ混ぜになって製造される珍事が起きている。 この時、頭部がバトルドロイドの場合はオイルを要求したり、逆にC-3POの場合は突然口調が荒っぽくなったりと不都合が(当然だが)多発している。