ニクラス・ルーマン
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ニクラス・ルーマン (Niklas Luhmann, 1927年12月8日 - 1998年11月6日)はドイツの社会学者。ドイツのリューネブルクで生まれ、フライブルク大学で法学を学んだ後、ハーバード大学に留学してタルコット・パーソンズのもとで社会システム理論を学び発展させる。1960年代にドイツの哲学者ユルゲン・ハーバーマスとの論争で日本でも知られる。1984年に主著『社会システム理論』を発表。社会システム理論にオートポイエーシス概念を導入する。
[編集] 邦訳著書
- 『法社会学』(岩波書店, 1977年)
- 『システム理論のパラダイム転換――N・ルーマン日本講演集』(御茶の水書房, 1983年)
- 『ニクラス・ルーマン論文集(1)法と社会システム――社会学的啓蒙』(新泉社, 1983年)
- 『ニクラス・ルーマン論文集(2)社会システムのメタ理論――社会学的啓蒙』(新泉社, 1984年)
- 『批判理論と社会システム理論――ハーバーマス=ルーマン論争(上・下)』(木鐸社, 1984年-1987年)
- 『社会システム理論の視座――その歴史的背景と現代的展開』(木鐸社, 1985年)
- 『ニクラス・ルーマン論文集(3)社会システムと時間論――社会学的啓蒙』(新泉社, 1986年)
- 『権力』(勁草書房, 1986年)
- 『エコロジーの社会理論――現代社会はエコロジーの危機に対応できるか?』(新泉社, 1987年)
- 『法システムと法解釈学』(日本評論社, 1988年)
- 『制度としての基本権』(木鐸社, 1989年)
- 『宗教社会学――宗教の機能』(新泉社, 1989年/新版, 1999年)
- 『目的概念とシステム合理性――社会システムにおける目的の機能について』(勁草書房, 1990年)
- 『信頼――社会的な複雑性の縮減メカニズム』(勁草書房, 1990年)
- 『社会の経済』(文真堂, 1991年)
- 『公式組織の機能とその派生的問題』(新泉社, 1992年)
- 『パラダイム・ロスト』(国文社, 1992年)
- 『社会システム理論(上・下)』(恒星社厚生閣, 1993年-1995年)
- 『宗教論――現代社会における宗教の可能性』(法政大学出版局, 1994年)
- 『自己言及性について』(国文社, 1996年)
- 『ルーマン、学問と自身を語る』(新泉社, 1996年)
- 『法の社会学的観察』(ミネルヴァ書房, 2000年)
- 『社会の法』(法政大学出版局, 2003年)
- 『近代の観察』(法政大学出版局, 2003年)
- 『手続を通しての正統化』(風行社, 2003年)
- 『社会の芸術』(法政大学出版局, 2004年)
- 『社会の教育システム』(東京大学出版会, 2004年)
- 『情熱としての愛――親密さのコード化』(木鐸社, 2005年)
- 『マスメディアのリアリティ』(木鐸社, 2005年)