ナバホ語
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ナバホ語(Diné bizaad)はアメリカ合衆国南西部のナバホ族の言葉。アサバスカ諸語に属す。 アサバスカ諸語に属す言語の多くはカナダ北西部やアラスカ州で話されるが、ナバホ語は地理的、言語学的に南部アサバスカ諸語に属す。 10万人以上の母国語話者を持ちなお増え続けており、米墨国境以北のアメリカ州の先住民族やファースト・ネーションの言語の中で最多話者数言語とされる。
今でもナバホ語はあらゆる世代のナバホ族の間で広く使用されており、ナバホ族の半数が自宅でナバホ語を用いている。多くの親が子供達に母国語としてナバホ語を教えている。ナバホ族は今でも日常的に部族語を使用する数少ないアメリカ先住民族である。だが主に居留地外の都市部では若者が英語を使用するようになったこともあり消滅の危機に瀕している。居留地内でも英語のみを使用する若者は増え続けている。
[編集] 関連用語
- 南部アサバスカ諸語