トビネズミ
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トビネズミ科 | ||||||||||||||
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ヒメミユビトビネズミ Jaculus Jaculus |
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分類 | ||||||||||||||
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トビネズミは、トビネズミ科に属する齧歯類の総称である。体長4~26cm。北アフリカから東アジアにかけて、砂漠などの乾燥地帯に生息する。後ろ足が長く、二本足で立ち、カンガルーのように跳躍して移動する。一跳びで3m程度跳躍できる。
[編集] 生態
体長と同程度の長いヒゲをもつ。高く飛び上がったとき以外は、このヒゲが地面に触れており、障害物や食物の有無など地表の様子を触覚から探知している。夜行性であり、気温の高い昼間は地中に掘った巣穴の中で休み、涼しくなった夜間に外に出て、食物を摂る。主な食物は植物の若芽、根、種子などである。乾燥した環境に強く、ほとんど水分を摂らずに生活できる。体内の水分消費を最小限にするよう、尿は濃縮され、強い酸性を示す。
[編集] 分類
トビネズミ科には11属30種が属する。
- ミユビトビネズミ属 Jaculus
- ヒメミユビトビネズミ Jaculus Jaculusなど
- イツユビトビネズミ属 Allactaga
など