トクサ植物門
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トクサ植物門 Equisetophyta |
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トクサ(Equisetum hyemale L.) |
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分類 | ||||||||||||||||||
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種 | ||||||||||||||||||
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トクサ植物門(-しょくぶつもん、Equisetophyta)は植物の分類群。葉の形から楔葉類などとも呼ばれる。維管束植物門の一部とする場合もあり、広い意味でのシダ植物に入れることもある。
現生の種はトクサ綱、トクサ目、トクサ科、トクサ属 Equisetum の15種のみである。世界的に広く分布するが、中心は北半球の温帯である。オーストラリアには分布がない。トクサ、スギナなどを含む。
湿地に生育するものが多い。植物体は、根・茎・葉が分化する。地下に匍匐茎を伸ばし、地上に直立する茎を出す。茎にははっきりとした節があり、節間の茎は中空である。茎が緑色で、光合成の主力はここである。種によっては節から細長い三角形(または癒合して「はかま」状)の葉、あるいは中空の茎(さらに分岐することもある)が輪生するものもある。茎の先端に胞子葉が集まって球果様の「胞子穂」を形成し、ここに胞子を生じる。胞子穂のつく「胞子茎」はその他の「栄養茎」と別になっていることもある。この胞子茎は分岐しないことが多く、またスギナの胞子茎であるいわゆるツクシのように、光合成しないものもある。胞子はほとんどが両性であるが、E. arvense では雌雄の区別(大胞子、小胞子)がある。
高さは多くは0.2-1.5 mであるがE. telmateia は2.5 mに達し、E. giganteum は5 m、E. myriochaetum は8 mにもなる。