トゥモローランド

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トゥモローランド（Tomorrowland　略称：TL、T/L）はディズニー・テーマパークにあるテーマランドの一つ。

[編集] トゥモローランドがあるパーク

• ディズニーランド　（ディズニーランド・リゾート）
• マジック・キングダム　（ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート）
• 東京ディズニーランド　（東京ディズニーリゾート）
• ディズニーランド・パリ　（ディズニーランド・リゾート・パリ）
• 香港ディズニーランド

[編集] 概要と歴史

トゥモローランドはカリフォルニアのディズニーランドにオープンして以来、「未来」というテーマ故、時代の変化とともに幾度かにわたって改築が行われて来た。初めての大改装は1967年に行われた「New Tomorrowland 」プロジェクトでその後1971年にオープンしたフロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内にあるマジックキングダムのトゥモローランドは建築の様式などの多くの要素をこの New Tomorrowland をベースにしている。1983年にオープンした東京ディズニーランドのトゥモローランドはいくつかのオリジナルアトラクションをのぞきほとんどの要素がこのフロリダのものを複製したものである。（ただしスペースマウンテンはフロリダのオリジナルではなく、その後ディズニーランドに建設されたより新しいタイプが採用された。）

トゥモローランドが大きく変わるきっかけになったのが1992年にオープンしたフランスのユーロディズニーランド（現ディズニーランド・パリ）にあるディスカバリーランドである。 「人々の夢見る未来の世界や最先端の科学技術をテーマにした世界」から「過去の人が見た未来の世界」へとそのテーマの根源を大きく変化させ名称もトゥモローランドからディスカバリーランドへと変わった。具体的にはジュール・ベルヌの『海底2万マイル』『地底探検』やH.G・ウェルズの『タイム・マシン』『透明人間』『宇宙戦争』などの架空の世界をテーマにしたヨーロッパのクラシックSF小説がモチーフとなり、建築もトゥモローランドの白やブルーを多用した未来のもから緑青色や金と言ったクラシックな要素と未来の要素が合わさったものになった。しかしアトラクションはトゥモローランドと共通のものが多く必ずしもエリア全体がそのテーマを反映している訳ではなかった。テーマに合致したオリジナルアトラクションはトゥモローランドのスタージェット（ロケットジェット）を元にした回転系のオービトロンの他、ル・ヴィジョナリウムという360°スクリーンにアニマトロニクスを組み合わせたものがある。しかしル・ヴィジョナリウムはディスカバリーランドのオリジナルと言う訳ではなく、トゥモローランドに古くからあった「サーキュラマ（サークルビジョン）」を元に、当時カリフォルニアのディズニーランドの隣に予定されていた「WESTCOT」のために開発されていたものである。

本格的にディスカバリーランドのテーマを反映したアトラクションが出来たのは1995年のスペースマウンテンと海底二万マイルのエリアがオープンした時である。テーマをより反映した建築様式ばかりでなく、新開発の360°ループを含むスペースマウンテンはディズニーパークで初めてオンボードオーディオシステム（車載スピーカー）を搭載したコースターで、ジュールベルヌの小説をモチーフにストーリーを構成している。また海底二万マイルはジュールベルヌの小説を題材にした同名のディズニー映画のシーンを体験できる展示を中心としたウォークスルーでアトラクションとしては小振りであるもののディスカバリーランドのテーマを体現するアトラクションである。 ディスカバリーランドのテーマや建築様式は後のポートディスカバリーやミステリアスアイランド（東京ディズニーシー）に影響を与えている。またエリアの色彩などは後の二回目の「New Tomorrowlad」プロジェクト（カリフォルニアのディズニーランド、1998年）などにも取り入れられた。またアトラクション単体ではエリアのテーマとは無関係にル・ヴィジョナリウムがビジョナリアムとして東京のトゥモローランドにまたタイムキーパーとしてフロリダのトゥモローランドに導入された（フロリダ版は一部内容変更、東京、フロリダ、パリ共に既に閉鎖）。 その後ディスカバリーランドの正式な大改装の発表はないがスペースマウンテンの改装後のミッション2でジュールベルヌのテーマがはずされ、またル・ビジョナリウムが閉鎖されトイストーリーのバズライトイヤーをテーマにしたシューティングゲームに改築され、それに伴いエリアの色彩も銀やメタリックブルーが使用されはじめ、序々に本来のテーマや建築様式から離れて来ている。

1994年のフロリダのトゥモローランドとしては初めての改築「New Tomorrowland」は前述のタイムキーパーの導入はあったもののエリア全体の改築ではヨーロッパの古典小説的要素はほとんど無くハリウッド映画調の未来を再現したもので、シルバーやブルー等が多用された。とはいえランド全体が改築されたわけではなく、1971年からの白とブルーを基調にした建築も多く残っており新旧折衷と言える。改築に伴い導入された新規アトラクションの目玉はエイリアンエンカウンターで、古くなったアトラクション「ミッショントウマース」の劇場とシステムをほぼそのまま利用した低予算改装であったが、新しい立体音響システムやハリウッド映画で馴染みのあるエイリアンという新しいテーマで若い客層の開拓をねらった。この改装以来大きな改装は現在（2006年）まで行われていない。

1998年に行われたカリフォルニアのディズニーランドの二回目の「New Tomorrowlad」プロジェクトではアストロオービター（フランスではオービトロン）が導入され、エリアの色彩など一部にディスカバリーランドのクラシックな影響があるものの、テーマからはジュールベルヌやH.G・ウェルズは消え、より新しい40年代から50年代のハリウッドを中心としたSF映画がテーマとなった。この改築は低予算だったため、閉鎖したアトラクションの方が新設したアトラクションより多いという事態になり、エリアから客足が遠のいてしまった。そのため2005年にオープンしたバズ・ライトイヤー・アストロブラスターの導入をきっかけに見直しが行われ、閉鎖したまま放置されていたサブマリンをFinding Nemoのテーマで再オープンさせる等の大規模な投資が計画されている。これに伴いエリア全体もメタリックブルーとシルバーそれに旧トゥモローランドで多用されていた白を使うなどの改装が序々に行われている。

2005年にオープンした香港のトゥモローランドは1998年のディズニーランドに近いテーマ設定に加え、未来と言うより未来をテーマにしたおもちゃやカートゥーンの様な明るい色彩やデザイン要素を取り入れられたものになっている。

東京ディズニーランドのトゥモローランドはいまだに大きな改装を一度も行っておらず、基本的に1971年のフロリダのスタイルのままである。しかしフロリダの改装に見られるメタリックな外観を90年代に一部取り入れたり、パリのビジョナリアムをテーマの見直し無しに導入する等、各パークの全く違う様式を部分的に取り入れておりはっきりとした一つの方向は見いだせない。 前述にもあるとおり、ディスカバリーランドの要素がが東京ディズニーシーのポートディスカバリーやミステリアスアイランドにあることや、ディズニーのトゥモローランドのデザインがディスカバリーランドから次第に離れている事から東京ディズニーランドがパリの90年代初期のように改装をする可能性は低いと思われる。一方でディズニーが近年ピクサー映画をテーマにしたアトラクションを多く開発している事や、それが合う様な未来のおもちゃをモチーフにしたトゥモローランドが香港ディズニーランドにオープンした事等を考え合わせると、アトラクション等の共通性から香港の要素やディズニーランドおよびディズニーランドパリの最近の要素が取り入れられる可能性は考えられうる。

[編集] 東京ディズニーランド版トゥモローランドの今後

2006年11月現在、改装スペースマウンテンを囲う仮囲いに、今後のトゥモローランドのコンセプトを示すかのような新スペースマウンテンのイメージイラストが描かれ、同時にスペースマウンテンの新しいロゴが公開された。トゥモローランドの象徴的なアトラクションともいえるスペースマウンテンのデザイン変更は同エリア全体に影響する重要な要素であるが、それから察するに東京版トゥモローランドは現代のSFを追随するのではないかと思われる。ロケットやスペースシャトルといった既存の乗り物ではなく、映画マトリックスに登場するかのような斬新なデザインのスペースシップが描かれている。

[編集] 施設

[編集] ディズニーランド

[編集] アトラクション

• アストロオービター
• オートピア
• バズ・ライトイヤー・アストロブラスター
• ディズニーランド・モノレール
• ディズニーランド鉄道　（トゥモローランド駅）
• ファインディング・ニモ・サブマリン・ヴォヤッジ（2007年オープン予定）
• ハニー・アイ・ シュランク・ジ・オーディエンス
• イノべーションズ
• スペース・マウンテン
• スター・ツアーズ

[編集] ショップ

[編集] レストラン

[編集] マジック・キングダム

[編集] アトラクション

• アストロオービター
• バズ・ライトイヤーのスペースレンジャースピン
• スペース・マウンテン
• スティッチのグレートエスケープ!
• トゥモローランド・インディ・スピードウェイ
• トゥモローランド・トランジット・オーソリティ
• タイムキーパー
• カルーセル・オブ・プログレス
• ギャラクシーパレス・シアター
• トゥモローランド・アーケード

[編集] ショップ

[編集] レストラン

[編集] 東京ディズニーランド

[編集] アトラクション

• バズ・ライトイヤーのアストロブラスター
• グランドサーキット・レースウェイ
• ミクロアドベンチャー!
• スペース・マウンテン
• スター・ツアーズ
• ショーベース
• スターケード
• スタージェット
• モンスターズインク新アトラクション　（名称未定、2009年オープン予定）

[編集] ショップ

• コズミック・エンカウンター
• プラネットM
• イメージワークス
• ステラ・スウィート
• ソーラー・レイズ・ライトサプライ

[編集] レストラン

• プラザ・レストラン
• ソフトランディング
• パン・ギャラクティック・ピザ・ポート
• トゥモローランド・テラス
• スペースプレース・フードポート
• ポッピングポッド
• ライトバイト・サテライト

[編集] ディズニーランドパリ

• オートピア
• バズ・ライトイヤー・レーザーブラスト
• ディズニーランド鉄道　（ディスカバリーランド駅）
• ハニー・アイ・ シュランク・ジ・オーディエンス
• レ・ミステリアス・デュ・ノーチラス
• オービトロン
• スペース・マウンテン：ミッションII
• スター・ツアーズ
• ビデオポリスシアター
• L'Astroport Services Interstellaires
• アーケード・アルファ&ベータ

[編集] ショップ

[編集] レストラン

[編集] 香港ディズニーランド

[編集] アトラクション

• オートピア
• バズ・ライトイヤー・アストロブラスター
• オービトロン
• スペース・マウンテン
• スティッチ・エンカウンター
• UFOクールゾーン

[編集] ショップ

[編集] レストラン

[編集] Trivia

• 東京ディズニーランドの「スター・ツアーズ」の建物の屋根には、"Panasonic"と書かれた巨大なアンテナが取り付けられている（実際には使用していない）。これは「スター・ツアーズ」のスポンサーが松下電器産業であるからだと思われる。
• 2007年公開のディズニー映画「ルイスと未来泥棒」の未来の一場面で「トゥモローランド」を意識した「トゥデイランド」が登場している。スペースマウンテンとスタージェットが見える。

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