デンマーク空軍
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デンマーク空軍(でんまーくくうぐん Royal Danish Air Force)はデンマークにおける空軍組織。北大西洋条約機構の一員として国際協力を行うとともにデンマーク領空の防衛を行う。
[編集] 沿革
デンマーク軍が航空機の運用を開始したのは1912年のことである。第二次世界大戦後には、デンマーク陸軍航空隊および海軍航空隊はスピットファイア戦闘機の運用を行っていた。これらの航空隊は1950年に組織再編により統合され、デンマーク空軍として編制された。
スピットファイアは1956年まで運用され、1960年代からはF-104GやF-100Fが用いられている。1970年から1992年にかけてF-35 Drakenが用いられ、1980年からは後継としてF-16を運用している。なお、2002年にはF-16の後継として、F-35の採用を決定している。
冷戦が終結すると、1999年に大幅な組織変更を行い、平和維持活動などの国外派遣に適した組織に再編されている。そのため、2004年に北大西洋条約機構によるバルト三国の領空警備の一環としてバルト三国に派遣されたこともある。
[編集] 部隊
- 輸送航空隊 1個(C-130 4機)
- ヘリコプター航空隊 3個
- 戦闘航空隊 2個(F-16 約60機)
- 飛行訓練学校