デコイNo22
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デコイNo22は、1991年のアホウドリ増殖事業の一環として伊豆諸島の鳥島(東京都)の初寝崎に設置された雌のアホウドリの模型(デコイ)。
特定のアホウドリ(デコちゃん)がこのデコイに対して9年間愛の巣作りと求愛ダンスを繰り返していた事で知られる。雌のアホウドリのデコイは他にも92体存在したが、デコちゃんが選ぶのは常にデコイNo22だった。また、別の雄アホウドリがデコイNo22に近付いて求愛ダンスした時には威嚇することもあったという。
デコイによる新繁殖地形成計画が2006年春に成功裏に終わったため、2006年秋シーズンからはすべてのデコイの設置を中止することになった。アホウドリは一夫一婦制で、一度つがいになると死ぬまで相手を替えないため、連れ合いを失ったデコちゃんが今後どのような行動を取るのか、興味がもたれる。