テサロニケの信徒への手紙二
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テサロニケの信徒への手紙二は新約聖書中の一書で使徒パウロの書簡といわれるものの一つ。『テサロニケ人への第二の手紙』とも呼ばれる。
本書簡は『テサロニケの信徒への手紙一』から時をおかずに(おそらくコリントスで)書かれたと考えられる。というのも第一の手紙に書いたキリストの再臨について誤解している人々がいることを知ったパウロがその誤りを正すために書いたことが伺えるからである。パウロは自分が述べたキリストの再臨がいまにも訪れるというわけではなく、それに先だって「滅びの子」が現れると述べている。
3章10節にはパウロがかつてテサロニケで語った言葉として「働きたくないものは食べてはならない」という一節があり、これが「働かざるもの食うべからざる」という表現で人口に膾炙している。
[編集] 関連項目
- パウロ書簡