チャオ (ゲームキャラクター)
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チャオ (CHAO) は、ゲームキャラクター。ナイトピアン（セガサターン用ソフト『ナイツ』に登場）に続く人工生命A-Lifeの第2弾として、1998年12月23日発売のドリームキャスト用ソフト『ソニックアドベンチャー』に登場。また、同ソフトではストーリーの根幹に関わる重要キャラとしても描かれている。
ゲーム内の設定ではチャオは古代から生息する希少動物で、きれいな自然のある環境か、人間がチャオ保護のために作った『チャオガーデン』でしか生息することができない。プレイヤーはマップ内の各所に設置されているチャオガーデンへ行くことで、チャオの育成を楽しむことができる。
チャオは触れた小動物の能力をコピーする『キャプチャ』と呼ばれる行動によって、その能力や姿形を取り入れ進化する。また『ソニックアドベンチャー2』からの仕様では、チャオは育てた人の性格も進化に取り入れる。プレイヤーはアクションステージで小動物を捕まえ、チャオガーデンに持っていくことでチャオの能力の上昇や、姿形の変化を楽しめる。高まったチャオの能力は『チャオレース』等で試すことができる。
見た目や仕草の愛らしさから多くの支持を集め、それ以降の『ソニック』シリーズはもちろん、『ファンタシースターオンライン』や『シェンムー』など多数のソフトにゲストキャラ・背景キャラとして登場している。
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[編集] チャオの一生
チャオの一生には、大きく分けて二段階ある。幼体（コドモ）と成体（オトナ）である。チャオは、タマゴから誕生する。誕生した直後の状態が幼体である。そして、時間が経つうちに「マユ」と呼ばれる膜に覆われ「進化」する。この進化が終わった後の姿が成体である。
チャオは4～6歳で寿命を迎える。寿命を迎えた場合、チャオは消滅するか、もしくは「転生」を行う。
[編集] 進化
- 一次進化
- ソニックアドベンチャーシリーズに登場する小動物たちは、色枠という区別の仕方で、いくつかのグループに分けられる（色枠は小動物取得時のリストの背景色に対応）。特定の色枠だけを幼体のチャオに与え続けると、進化したときチャオに「タイプ」が振り分けられる。タイプにはオヨギ（黄枠）、ヒコウ（紫枠）、ハシリ（緑枠）、チカラ（赤枠）があり、どの枠もまんべんなく与えた場合は、ノーマルタイプとなる。各タイプごとに特徴ある姿に進化する。なおこれ以外にもタイプは存在するが、それは後述する。
- 幼体進化・二次進化
- 特定の色枠だけを与え続けると、マユに入らずとも体の形や色が徐々に変化する場合がある。これをそのチャオが幼体の場合は幼体進化、成体の場合は二次進化と呼ぶ。二次進化（幼体進化）はマユに入り、タイプを確定することがないため、一度黄枠を与えオヨギのようにした後でも、紫枠を与えヒコウのようにしたりすることも可能である。
- 属性
- ソニックアドベンチャー2以降では、ヒーロー・ダークシステムが追加された。ストーリー上ヒーローサイドと称されるキャラクター三人によくなつくと、ヒーローチャオに。同じくダークサイドのキャラクター三人によくなつくと、ダークチャオに、どちらともいえなければニュートラルとなり、これを属性と呼ぶ。これにより、チャオの進化体は属性とタイプの組み合わせにより示されることとなった。
[編集] 繁殖
チャオは成体になると繁殖活動ができるようになる。チャオが繁殖したくなると、チャオの周りに花が咲き、座ったまま動かなくなる「繁殖期」の状態に入る。このとき別の成体のチャオがそばに来ると、その二匹の仲がよければ繁殖が起こる。なおチャオには雄雌がないが、タマゴを出すのは片方のチャオのみである。
[編集] チャオの死
チャオが寿命を迎えたとき、転生の条件が揃わない場合に、チャオはマユに包まれ、消滅する。また、ソニックアドベンチャーではチャオを厳しくいじめたり、木の実を長期間与えないことでも、死んでしまうことがある。
- 転生
- 転生とは、チャオが再びタマゴとなって、幼体の状態でよみがえることである。転生は、寿命を迎えた時点でプレイヤーとよくなついていることが条件で発生する。転生すると、ソニックアドベンチャー2バトル以降のシステムではスキルが1/10になってしまうが、そのほかの点は転生前とほぼ変わりない。チャオは生まれたての状態に戻ってしまうが、転生前のことも少しは覚えているようである。
- ライトカオス
- チャオの特殊な進化体に、タイプが「カオス」であるライトカオス（カオスチャオ）がある。ライトカオスはノーマルタイプの変異体で、不死かつ二次進化を起こさないという特徴を持つ（ただし、ソニックアドベンチャーでは、いじめると死ぬこともある）。ライトカオスに進化する条件は、二回以上の転生を経た後、幼体のうちに全種類の小動物をキャプチャしておくことである。
[編集] スキル
スキルとは、チャオの身体能力のことである。小動物やカオスドライブ、木の実などによって上昇する。 このスキルをあげるとチャオレースで商品を手に入れたり、チャオカラテの大会に出場できたりということで、スキルアップはチャオを育成ゲームとしてみたときの最重要項目である。
スキルは主にオヨギ（泳力）、ヒコウ（飛行力）、ハシリ（走力）、スタミナの五種類であらわされ、それぞれが数値化されている。ソニックアドベンチャー2以前と、ソニックアドベンチャー2バトル以後では、仕組みが大きく異なっている。
- ソニックアドベンチャー2以前
- ソニックアドベンチャー2以前のスキルは、基本的に「キャプチャしたらその場でスキル値の増減が起こる」というものである。スキルの最大値は999（ソニックアドベンチャーではバグで1000も可能だった）で、どのチャオも同じである。
- ソニックアドベンチャー2バトル以後
- ソニックアドベンチャー2バトル以降では、スキルに関係するパラメータとして「メモリ」「レベル」「アビリティ」が追加された。メモリが10溜まるごとにレベルが1つ上がり、レベルがひとつ上がるたびに、アビリティで決められただけスキルが上昇する。スキルはアビリティの許す限りあげることができるが、レベルは99が上限。転生するとレベル1、スキル1/10の状態となり、これを繰り返して可能な理論上のスキルの最大値は3266である。ソニックアドベンチャー2以前と比較して、最大値に到達することがかなり難しくなっていることが特徴。
[編集] アイテム
- 小動物
- 小動物は、ソニックアドベンチャー、DXに15種類、ソニックアドベンチャー2、2バトルに21種類存在する。そして、それぞれの小動物が色枠によって更に分けられる。各色枠に、小動物は三匹ずつ当てはまる。色枠は黄、紫、緑、赤、青、金、銀の計7種類である（金、銀はソニックアドベンチャー2、2バトルのみ）小動物をチャオがキャプチャすると、チャオはいくつかの効果を、小動物より得る。まず、チャオの身体能力が向上する。さらに、進化にも影響を与える。これらの効果は、色枠によってかなりばらつきがある（例えば緑枠の場合、向上する能力は主にハシリのことであり、ハシリタイプに進化しやすくなる）。また、外見上の変化としてパーツが挙げられる。これは、チャオの体の一部が、小動物の体の一部とそっくりに変化することである。さらに、チャオは、キャプチャした小動物ごとに特徴的なしぐさを得る。覚えたしぐさは、ガーデン内でチャオが気まぐれに使うことがある。
- カオスドライブ
- ソニックアドベンチャー2、2バトルにのみ登場するアイテムで、黄、紫、緑、赤の四種類がある。基本的な効果は小動物の同じ色枠のものと同じだが、チャオに与える効果は小動物より劣る。
- 木の実
- 木の実はチャオの主食である。特にヤシノミが好物である。木の実を食べると、スタミナがアップする。また、木の実には特殊な効果をもったものが、各ソフトごとに多数存在する。
- おもちゃ
- ソニックアドベンチャー2、2バトルでは特定のチャオレースで勝利した場合におもちゃが取得できる。おもちゃには、ガーデンに常時表示されているものと、チャオが遊ぶときにのみ出して使うものがあるが、チャオが気まぐれで使うという点ではどちらも同じである。
- たね
- ソニックアドベンチャー2・2バトルのみに登場するアイテム。オモチャオの一つであるスコップを持ったチャオにこれを渡すと、うまくいけば木が生え、木の実を収穫できるようになる。
- フルーツ
- チャオのプチガーデン（後述）で入手できる、木の実のようなもの。小動物のように、それぞれが能力を変化させる。
[編集] ミニゲーム
- おさんぽアドベンチャー
- ソニックアドベンチャーから、ビジュアルメモリへとダウンロードして遊べるミニゲーム。自分のガーデンから、チャオを一匹だけ「おさんぽ」させることができる。プレイヤーは、おさんぽ中にチャオが遭遇する様々なアクシデントに対処していかなくてはならない。また、オサンポアドベンチャーでしか入手できないような木の実も多数存在した。おさんぽで入手した木の実はおさんぽ中にも食べることが可能で、うまくやればガーデン以上にチャオの能力を高めやすい。
- おさんぽアドベンチャー2
- ソニックアドベンチャー2に搭載された、おさんぽアドベンチャーの進化版。画面が横スクロールから奥スクロールに変化したほか、ストーリーの充実も図られている。また、今回は木の実のほかに種も入手できるようになった。しかし、木の実をおさんぽ内で食べられる仕様はカットされた。
- チャオのプチガーデン
- ゲームボーイアドバンスのゲームキューブ通信機能を用いたミニゲーム。フルーツや、一部の珍しい色のチャオはここからしか手に入らない。ソニックアドベンチャー2バトル、DXからのジョイキャリーのほか、ソニックアドバンス、ソニックアドバンス2、ソニックピンボールパーティなどでも遊ぶことができる。おさんぽアドベンチャーのようなストーリーは、今のところ存在しない。各ソフトにより、微妙に違いがある。
[編集] 登場作品
※DC=ドリームキャスト、GC=ニンテンドーゲームキューブ、GBA=ゲームボーイアドバンス、PS2=プレイステーション2 、DS=ニンテンドーDS、AC=アーケード
- ソニックアドベンチャーシリーズ
- ソニックアドベンチャー (DC)
- ソニックアドベンチャー2 (DC)
- ソニックアドベンチャー2バトル (GC)
- ソニックアドベンチャーDX (GC, Windows)
- ソニックシャッフル (DC)
- ソニックアドバンスシリーズ
- ソニックアドバンス (GBA)
- ソニックアドバンス2 (GBA)
- ソニックアドバンス3 (GBA)
- ソニックバトル(GBA)
- ソニックピンボールパーティー(GBA)
- ソニックラッシュ (DS)
- ソニックヒーローズ (PS2, GC, Xbox, Windows)
- ソニックライダーズ (PS2, GC, Xbox, Windows)
- ファンタシースターオンラインシリーズ
- ファンタシースターオンライン (DC)
- ファンタシースターオンライン ver.2 (DC)
- ファンタシースターオンライン Windows版 (Windows)
- ファンタシースターオンライン エピソード1&2 (GC, Xbox)
- ファンタシースターオンライン エピソード3 (GC)
- ファンタシースターオンライン ブルーバースト (Windows)
- ファンタシースターオンライン ブルーバースト エピソード4 (Windows)
- シェンムーシリーズ
- シェンムー 一章横須賀 (DC)
- シェンムーII (DC)
- サンバ DE アミーゴシリーズ
- サンバ DE アミーゴ (DC)
- サンバ DE アミーゴ ver.2000 (DC)
- チューチューロケット! (DC)
- バーチャストライカーシリーズ3
- バーチャストライカー3 (AC)
- バーチャストライカー3 Ver.2002 (GC)
- なかよしチャオ（NTTドコモ 504iシリーズ）
- セガスーパースターズ (PS2)
- ジャイアントエッグ～ビリー・ハッチャーの大冒険～ (GC)
[編集] 外部リンク
カテゴリ: コンピュータゲームの登場人物 | セガ
