チャウグナル・ファウグン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チャウグナル・ファウグン(Chaugnar Faugn)は、クトゥルフ神話に登場する架空の神格。旧支配者の一柱。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
かつてはピレネー山脈に棲んでいたとされ、現在ではツァン台地の洞窟で亜人間に祀られている吸血の象神。
その体は、地球と同じぐらい古いといわれる生きた岩石でできている。 ほぼ人間と同じ大きさで、人間に似た腕と肩、太い腹と足、先がラッパ状に広がった長い鼻、水掻き状で触手のついた大きな耳、水晶に似た半透明の牙を持ち、部分的には象を思わせる。
昼の間は石の玉座の上に鎮座した不気味な石像にしか見えない。しかし夜になると動き出し、その鼻と触手を伸ばして人間の生き血を吸う。
初出はフランク・ベルナップ・ロングの『恐怖の山』(「夜歩く石像」の邦題あり、Horror from the Hills)。