ダブ・プレート
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ダブ・プレート(Dubplate)は本来、直径12インチ、または10インチ、7インチのアセテート盤である。この名称は主にレゲエのサウンド・システムにて作られた言葉だが、ドラムンベースやその他のダンスミュージックのDJやサウンド・システムにおいても使用される。
これらダブ・プレートは、通常はサウンド・システムのために作られた、一般にリリースされない録音、入手できないバージョン、あるいは既存の録音のリミックスである(最終的には一般に流通することもある)。生産されるビニール盤よりもはるかに安価で作ることが可能なため、リリースする前の市場の評価を調査するために使用される。アセテート盤は寿命が限られていて、50回ほど使用することができる。ビニール盤で作られるダブ・プレートは、特にリリースする予定がない録音に適している。
レゲエのサウンド・システムは、しばしばサウンド・クラッシュと呼ばれるショーにおいて、互いに音で競い合う。このため、ライバルに勝つために、サウンド・システムはより新しく、より珍しいダブ・プレートを録音する。このダブ・プレートを「スペシャル」とも言う。大抵はヒットした曲の替え歌を他のアーティスト(もしくは本人)に依頼して録音したもので、自分のサウンド・システムを賞賛したり、相手側のサウンド・システムの弱点が歌われたりする。
現在のダブ・プレートは、アセテート盤でわざわざ作るよりも、ビニール盤で少量生産するか、またはCD-ROMなどで録音されることの方が多いが、ダブ・プレートと言う名前は残っている。特に人気のあるサウンド・システムのダブ・プレートは、編集されてリリースされることもある。