ダイアグノデント
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ダイアグノデント(DIAGNOdent)はカボ社(KaVo 本社:ドイツ)が開発したレーザーを用いた虫歯診断装置。齲蝕の進行状況を数値表示する
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[編集] 仕組み
レーザーから発せられた特定波長のパルス光が、歯質に作用。変調した歯質を検知すると異なった波長の蛍光光刺激をする。この光はハンドピースを通ってシグナルに伝わり、ダイアグノデントのユニット内の電子システムによって波長を読みとる。
[編集] プローブの形態
ハンドピースに装着するプローブの形態は、裂溝や歯間部の検査にもちいる円錐型のプローブと、頬側・舌側部の検査に用いる幅広型のプローブの2種類がある
[編集] 利点
- レントゲン、肉眼で発見できない初期のう蝕を発見できる
- 探針などのハンドインスツルメントを用いた場合に起こるCOう蝕を破壊、悪化させる事がない
- 探針などのハンドインスツルメントでは発見できないしずく形状の裂溝の底のう蝕も発見できる
- う蝕の経過を数値的に追えるため、経過観察中のう蝕の進行度合いが把握でき、MIに役立つ。