タオル
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タオル (towel) とは、タオル地の布で作られた手ぬぐい。サイズ、用途によってフェイスタオル、バスタオル、ビーチタオルなどに分類できる。
日本においては、引っ越しや年始の挨拶回り、内祝、歳暮などに渡す物の定番となっている。
ボクシングでは、試合続行が不可能と判断した自陣のセコンドが、リング内にタオルを投げ入れることで、試合放棄を表明する。
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[編集] 材質
一般に広く使われているのは綿である。そのほか、吸水性を向上したものでは、ナイロンやポリエステルが使われる。また、ナイロンやポリエステルの繊維を特殊加工して、吸水性をさらに向上したものがある。
そのほか、医療/介護用途として不織布のタオルがある。
[編集] 産地
[編集] 日本
- 今治
愛媛県今治市が世界最大のタオル産地といわれている。同市にはタオル製造業者175社が加盟する「四国タオル工業組合」がある。同組合に加盟する事業者の工業出荷額は約630億円である。
しかし、現在のタオル生産は安価な中国産などが主流になっており、今治市を含めた国内のタオル産地は苦境に立たされている。そのため、国内業界団体は、国に対して中国などへの繊維セーフガード発動を要請している。また、今治市では、高価で高品質な製品の生産に方向転換するなどの対策もなされている。
- 大阪