ソリッドモデルクラブ
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ソリッドモデルクラブ
- 木材などを主材料として製作している精密航空機縮尺模型を愛好する人々のクラブ
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[編集] 概要
ソリッドモデルは主に航空機を木材などの素材を主に用いて再現する精密縮尺模型である。第2次世界大戦後に米英のソリッドモデルのキットとプラモデルのキットがほぼ同時期に日本に入ってきた。ソリッドモデルは、製作も簡単であり、価格も手ごろであったためその当時の子ども達が盛んに作っていくことになった。1950年頃から10代から20代初めのソリッドモデル愛好家が各地でクラブを創設していった。それから50年たった今も多くのクラブが存続しており、展覧会も開催されている。
[編集] 各地のクラブ
2006年現在以下のクラブが存在している。
栃木:宇都宮ソリッドモデルクラブ
東京:東京ソリッドモデルクラブ
千葉:松戸迷才会
愛知:名古屋3点クラブ
大阪:彩雲会
九州:福岡エアロレプリカクラブ
クラブに所属しているモデラーは、約200名である。
[編集] 製作模型に関して
加工の容易さから木(朴)を素材とすることが多い。しかし、透明風防にプラスティック板、降着装置に金属、修整剤にエポキシパテを使っている。縮尺は、1/50が主流であるが、最近は、1/25や1/10、1/200と多様になってきている。一部には、バキュームフォームモデルも見られるが、いわゆる「ソリッド」モデルが主流である。しかし、この20年くらい前から材質感のリアリティーを追求するために表面にアルミ板を貼る技法が出てきた。オールアルミ製のモデルへの試作も行われており、技術的な進歩はめざましいものである。
[編集] 展示会
各クラブとも1年に1回又は、2年に1回の展覧会を行っている。中高年の関心が高い。