スペース・サービシス社
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スペース・サービシス社(Space Services Inc.)は、アメリカ・テキサス州ヒューストンに本社を構える商業ロケット打ち上げ会社。
1982年に創業(当時の社名は『スペース・サービシス・オブ・アメリカ』社)。マーキュリー計画の宇宙飛行士、デューク・スレイトンも設立に加わった。当時は国家事業であったロケット打ち上げを民間で請け負う史上初の商業ロケット打ち上げ会社となった。一般企業による人工衛星打ち上げ受託はもちろん、NASAからの打ち上げ依頼も数多く請け負っている
特に宇宙葬サービスを実施していることで有名。これは火葬後の遺体の一部(リップスティック程度の大きさのカプセルに収納)をロケットに搭載し宇宙空間に打ち上げ、地球周回軌道や月到達軌道、または深宇宙軌道にカプセルを放出、ロマン溢れる葬送を演出することができる。最近では火葬しない遺体をそのまま打ち上げるサービスも始めている。
他に恒星命名書やメッセージの打ち上げサービス、人工衛星監視による宇宙電磁波や気象情報の提供サービスなども行っている。
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カテゴリ: 宇宙開発 | アメリカ合衆国の企業