スタンドオフ
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スタンドオフ (stand-off または standoff) は、ラグビーのポジションのひとつ。通常、背番号は10番。
「スタンドオフ」というのは一種の俗称であり、日本以外ではそれほど一般的な呼び名ではない。国際的には「フライハーフ」 (flyhalf) と呼ばれることが最も多く、ほかに「ファースト・ファイブエイス」 (first five-eighths) または「ファースト・ファイブ」 (first five) 、あるいは「アウトサイド・ハーフ」 (outside half) ともいう。
スクラムやモール、ラックなどの密集からボールが出てきたときに最初にボールを受け取る役回りであり、受け取る瞬間はノーマークであるため、パス、パント、突破と様々なプレーを選択でき、そのプレーが攻撃の基点になることから、一般的に、司令塔と言われているポジションである。ボールハンドリング、キック、ステップワークなど多種多様かつ正確巧緻な技術、長い距離を走るスピードよりも短い距離でトップスピードに到達する俊敏性が求められる。
スクラムやモールには参加せず、守備時においては、相手のスタンドオフをマークし、プレッシャーをかけることで相手のミスの誘発やプレーを遅らせる役目を担う。
[編集] 主な選手
[編集] 海外
- ダニエル・カーター(クルセイダーズ、ニュージーランド代表)
- スティーヴン・ラーカム(ブランビーズ、オーストラリア代表)
- ジョニー・ウィルキンソン(ニューカッスル・ファルコンズ、イングランド代表)
- フレデリック・ミシャラク(トゥールーズ、フランス代表)
[編集] 日本
- ヤコ・ファン・デル・ヴェストハイゼン(NECグリーンロケッツ、元南アフリカ代表)
- トニー・ブラウン(三洋電機ワイルドナイツ、元ニュージーランド代表)
- 広瀬佳司(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)
- 森田恭平(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
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