スタミナラーメン (埼玉)
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スタミナラーメンは、埼玉県さいたま市の北浦和駅など、中華料理店「娘娘」(にゃんにゃん)、「漫々亭」(まんまんてい)などの姉妹店で出されるラーメンの一品。
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[編集] 概要
ベースは一般的な細麺の醤油ラーメン。具に、豚の挽肉とニラ、玉ねぎを炒め、にんにく・生姜を効かせ、醤油と豆板醤で味付け、片栗粉でとろみをつけた辛口のあんかけをのせたラーメンとなっている。あんかけはいわば豆腐抜きの麻婆豆腐状。辛目なので冬でも汗をかきながら食べる人がいる一方、ラー油をかけてさらに辛くする人も。
元々は麻婆麺(マーボメン)から試行錯誤の末にできた一品である。元々の娘娘(約30年前)には、焼きそば・タンメンなどしかなかった。しかし完成したスタミナの人気がTV等の紹介によって広まると一気に看板メニューとなった。 その頃は浦和駅近くの中心街にあったほぼ常に行列ができる店と、北浦和駅東口駅の目抜き道路に面する店が、道路の拡幅工事などで移転、ここで働いていた従業員が暖簾分けをする形で、さいたま市内各地に新しい店が次々と誕生している。比較的値段が安いため地域の中学生や高校生に人気があり(2006年現在、350 - 550円)、特に、北浦和駅にある二店は県立浦和高校の通学路に位置し値段も安めとなっているため、同校生徒の利用は多い。
スタミナラーメンから派生した食品に、同じあんかけがライスにのったスタミナカレー(通称:スタカレー)がある。
[編集] 姉妹店
姉妹系列の各店は、名物のスタミナラーメン、スタカレーのほか、レバニラ炒めや肉のうま煮、スープなどもメニューにあるが、客のほとんどはラーメン類や炒飯、太麺を用いた炒麺、あるいはサイドメニューとして餃子を注文する。特に、さいたま市内の駅近くの店は、いわゆる中華料理店というより、中国・台湾などでよく見られる庶民向け小吃のスタイル。材料がなくなると店じまいするところもある。
[編集] 姉妹系列店の一覧
- 娘々(さいたま市浦和区北浦和 - 北浦和駅)[1]
- 娘妹(にゃんめい)(さいたま市浦和区北浦和 - 北浦和駅)[2]
- 娘娘・中浦和店(さいたま市桜区西堀 - 中浦和駅)
- 娘々・与野店(さいたま市中央区下落合 - 与野駅)[3]
- 娘娘(さいたま市中央区大戸 - 南与野駅)
- 娘娘(さいたま市南区文蔵 - 南浦和駅)
- ○永娘娘(さいたま市浦和区常盤 - いなげや裏)[4]
- 漫々亭(さいたま市浦和区仲町 - 市役所前)[5]
- 漫漫亭(さいたま市西区西遊馬 - 指扇駅)
- 漫々亭(さいたま市大宮区桜木町 - 大宮駅)
- 娘娘亭(上尾市原市)
- 中国料理 娘娘(児玉町高柳)[6]
- 娘娘(桶川市 - 桶川駅)[7]
[編集] 外部リンク
- 娘々・北浦和店(詳細な感想・解説、拡大可能な写真つき)
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