スカルプチュア
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スカルプチュアとは、付け爪の一種。人工爪。
自爪の上に、アクリル樹脂などを直接盛り、爪の延長や補強を行う技術。
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[編集] 特徴
[編集] 利点
- 短かったり割れやすかったりする爪を延長・補強する事が出来る。(装飾目的以外でもしばしば用いられる)
- 自爪に合わせて一つ一つ作っていくため、ネイルチップを貼り付ける通常の付け爪と違い爪の大小や形に関係なく自然な仕上がりに出来る。
- 非常にはがれにくいため、付けたままで家事や入浴、運動が可能。
- 透明な材料を使ったり、材料にはじめからラメなどを混ぜ込む事によって、独特の演出が可能。
[編集] 欠点
- 高価である。
- 着けるのに時間が掛かる。
- 剥がす為には、やすりで削っていくかアセトンなどで溶かすしかない。そのため頻繁に着け外しをすると自爪を傷めることがある。
- 装着後2~3週間経つと自爪が伸びてきて根元に境目が出来たり、装着したスカルプチュアが浮いたり欠けたりするため、定期的にメンテナンスが必要。
[編集] 種類
[編集] アクリリックネイル
通常「スカルプチュア」と呼ばれるのはこの形式。混ぜると重合反応が起こり硬化するアクリルパウダーとアクリルリキッドを用いて人工爪を形作る。
ある程度の時間でアクリルが硬化してしまうため、形を作るのには時間制限がある。また反応時の匂いがきつい。しかし比較的安価で、アセトンに溶けるためはがしやすい。
[編集] ジェルネイル
紫外線で硬化する特殊なジェルを用いる。紫外線に当てない限り硬化しないため、時間制限なく形を作る事が出来る。硬化時の匂いもない。しかしジェルで思った形を作るためには相当の技術が必要である。またアセトンに溶けないため非常にはがしにくい。