ジョージ・グローヴ
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ジョージ・グローヴ(Sir George Grove, 1820年8月13日 - 1900年5月28日)は、イギリスの音楽学者、音楽評論家。「グローヴ音楽事典」初版を編纂した。グローヴ音楽事典は現在も「ニューグローヴ音楽大事典」として改訂版、増補版が出版されている。
略歴
- 1820年 ロンドン南部に生まれる
- 1839年 技術学校を卒業。グラスゴー、ジャマイカ、バミューダで機械技師として働く
- 1846年 イギリスに戻る
- 1850年 芸術協会書記となる
- 1852年 前年の万博で作られたクリスタルパレスの書記となる
- 1856年 クリスタルパレスで開かれる演奏会の解説を書くようになる(1896年まで)
- 1867年 アーサー・サリヴァンと共にシューベルトの未発見楽譜の調査のためウィーンへ赴き、「ロザムンデ」のスコアを発見
- 1868年 Macmillan's Magazineの編集者となり15年間この雑誌に携わる
- 1883年 ヴィクトリア女王よりナイトに叙せられる
- 1882年 イギリス王立音楽学校の創設に伴い校長となる(1894年まで)
- 1879年 「音楽辞典」刊行開始、当初2巻の予定
- 1889年 「音楽辞典」全4巻で完結
- 1900年 没