シルエットパズル
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シルエットパズルとは、様々な形のピースを組み合わせて形を作るパズル。問題となる枠やシルエットが提示され、与えられているピースをいかに使って同じ形を作るかを考察することから、この名称がある。
[編集] 知恵の板
正方形などの図形を数片(5-10片くらいの範囲が一般的)に分割し、さまざまな形を作るもの。タングラムが代表的。 ドイツではアンカーパズルと呼ばれている。 タングラムの他に、以下のような物が市販されている。
- ラッキーパズル
- 長方形を7片に分割。十字架が作れることから「クロスパズル」の別称がある。
- IVYパズル
- 小黒三郎の作。正六角形を7片に分割。7片中の3片がそれぞれI,V.Yをかたどっている。
- デビル(コボルト)
- 長方形(あるいは菱形を2つ直角に重ねた形)を7片に分割。
- サーキュラーパズル
- 円を10片に分割。
- コロンブスの卵
- 卵形を9片に分割。鳥形の造形が多い。
- 清少納言知恵の板
- 正方形を7片に分割。18世紀の日本で生まれたとされる。
[編集] 文字パズル
あらかじめ与えられたピースを用いて指定された形を作るもの。 以下のものが代表的
- Tパズル
- 4片で「T」の文字を作る。
- Fパズル
- 6片で「F」の文字を作る。芦ヶ原伸之の作。
- 十字架パズル
- 十字架を作る。片数はいくつかのバリエーションがある。