ショアー (映画)
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ショアー(SHOAH)は、1985年のフランス映画。クロード・ランズマン監督。上映時間は9時間30分。製作には1974年から11年の歳月を費やした。日本での公開は1995年、日仏学院で行われた。
ユダヤ人絶滅政策(ホロコースト)に関わった人々へのインタヴュー集であるが、演出もところどころ行われておりドキュメンタリーではない。
インタヴューの対象は、被害者たるユダヤ人生還者、加害者たる元ナチス、傍観者たるポーランド人に大別することができる。
クロード・ランズマン監督は、これまでのホロコーストをテーマとした映画にきわめて批判的である。特に、シンドラーのリストに対しては、出来事を伝説化するものであるとして舌鋒鋭く批判している。
[編集] 文献案内
- Lanzman, Claude "Shoah", New Yorker Films, 1985
- 邦訳:
- Shoshana Felman "Film as Witness: Claude Lanzmann's Shoah" in Geoffrey H. Hartman (ed.) Holocaust Remembrance: The Shapes of Memory, Blackwell, 1994
- Marianne Hirsch and Leo Spitzer "Gendered Translations: Claude Lanzmann's Shoah" in Miriam Cooke and Angela Woollacott (eds.) Gendering War Talk, Princeton University Press, 1993
- Yosefa Loshitzky "Holocaust Others: Spielberg's Schindler's List verses Lanzman's Shoah" in Loshitzky, Y. (ed.) Spielberg's Holocaust: Critical Perspectives on Schindler's List, Indiana University Press, 1997
- Stefan Nowicki The defamation of the Poles, The Book Printer, Maryborough, Victoria, 1989
[編集] 外部リンク
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