シナノキ科

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シナノキ科

フユボダイジュ
Tilia cordata

界 :	植物界 Plantae
門 :	被子植物門 Magnoliophyta
綱 :	双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱:	ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
目:	アオイ目 Malvales
科:	シナノキ科 Tiliaceae
属:	本文参照

シマツナソ（モロヘイヤ）の果実

シナノキ科（しなのきか、Tiliaceae）は双子葉植物に属する科で、50属以上、約450種を含む。子房上位。がくは4-5枚、花弁は5枚、雄蘂は10本のものが多い。木本あるいは一部草本で、温帯から熱帯にかけ広く分布する。重要なものとしては繊維の原料であるジュート（コウマおよびシマツナソ、食用としてはモロヘイヤ）がある。シナノキやセイヨウボダイジュ（シナノキ属）の樹皮も昔は繊維として使われた。セイヨウボダイジュ（リンデン）はハーブティーにもされる。

[編集] 分類

クロンキスト体系ではアオイ目のなかの独立のシナノキ科であるが、APG植物分類体系では従来のパンヤ科、アオギリ科とともにアオイ科に含められている。

[編集] 属

Ancistrocarpus
Apeiba
Asterophorum
Berrya
Brownlowia
Burretiodendron
Christiana
Clappertonia
Colona
Corchorus ツナソ属
- シマツナソ、コウマ
Corchoropsis カラスノゴマ属
Craigia
Desplatsia
Diplodiscus
Duboscia
Eleutherostylis
Entelea
Erinocarpus
Glyphaea
Goethalsia
Grewia
Hainania
Heliocarpus
Hydrogaster
Jarandersonia
Luehea
Lueheopsis
Microcos
Mollia
Mortoniodendron
Neotessmannia
Pentace
Pentaplaris
Pseudocorchorus
Schoutenia
Sicrea
Sparmannia
Tahitia
Tetralix
Tiliaシナノキ属
- セイヨウボダイジュ（リンデン）
Trichospermum
Triumfetta ラセンソウ属
Vasivaea
Vinticena

[編集] Corchorus neocaledonicusの位置

ニューカレドニア特産の低木Corchorus neocaledonicus（またはOceanopapaver neocaledonicus）は、雄蕊が多数で葉が細かいなど特殊な形態をもつため分類が議論されてきた（ケシ科、フウチョウソウ科、ハンニチバナ科）が、現在ではシナノキ科ツナソ属に近いとする説が有力である。