サーカス (歌手)
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サーカスは、1978年にデビューしたコーラスグループである。デビュー当時は3人姉弟と従姉、2006年現在は3人姉弟と次男の嫁という血縁関係があるメンバーで構成されている。ハートウォームなコーラスワークと個々の歌唱力は高く評価されており、アカペラはもちろん、コーラスグループの先駆者である。コンサート・CD制作・TVラジオ出演など、毎日を忙しく活動している。 また、コーラスをもっと楽しんでもらいたいと、各地でのワークショップを企画する傍ら、個々でのソロ活動、夫婦ユニット「JOJO」を結成するなど活動を行っている。 25周年を迎える2003年には、メモリアルコンサートを東京・大阪で開催したほか、BEST盤を発売した。
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[編集] プロフィール
- 1978年 - シングル「Mr.サマータイム」(ミシェル・フュガンのカヴァー曲) でデビュー。それまでになかった男女2人ずつ、しかも三人姉弟と従姉というユニークなヴォーカルグループとして誕生した。
- 1984年 - 原順子・嶋田徹の二人が新メンバーとして加入、卯月節子は結婚、叶央介はソロ活動のためグループから離れた。
- 1988年 - 嶋田徹がグループを離れ、叶央介が復帰し現在のメンバー4人になる。
[編集] メンバー
- 叶 正子 (かのう まさこ、長女、1952年6月23日 - )
- AB型で熊本県出身。ビートルズが好きでファンクラブに入っていた。サーカスとして活動する前は、弟・高の誘いでヤマハのオーディションで研修生となった。ステージでのトークは緊張しすぎで、見ている者をハラハラさせる。コンバースの靴が好きで全色集めている。ケーキを食べながら日本酒を飲むらしい。以前、お誕生日のケーキを食べている写真にワンカップが写ってしまったことがある。すでにベテランなのだが、2004年にあらためて新人としてソロデビューし、サーカスがオフの期間にはソロシンガーとして活動を続けている。
- 叶 高 (かのう たかし、長男、1954年7月26日 - )
- AB型で福岡県出身。サーカスのリーダー。サーカスとして活動する前は、俳優を目指していた。文部省から後援を得て山間部の学校で劇をしたり、遊園地でちびっ子ショーをしていた。カーペンターズには涙なしには語ることができない思い出がある。その理由はコンサートでときどき話している。ステージではファンサービスのために、わざわざイマイチなギャグを言ったり、お姉さんの年齢をギャグのネタにしたりする。
- 原 順子 (はら じゅんこ、次男の妻、1956年3月2日 - )
- A型で東京都出身。サーカスに加入する前は、アマチュアでバンド活動をしていた。ポプコンに出場した経験もある。オーディションで選ばれてサーカスに加入することが決まった時、 ゾウやライオンが出てくるサーカスと間違えられて母に泣かれてしまった。ハワイアンに造詣が深く、専門誌の「月刊ハワイアンウェーブ」に連載を持っていた。メンバーの男性陣に対して「おなかが出てはいけない」というのが口癖だが、料理を大皿で作ったり、おいしい物を食べに行ったりするなど行動が矛盾している。姉さん女房であるがあえてそれを指摘する人はいない。
- ソロ活動で夫の央介氏と"J&O"というユニットを組んでいる。
- 叶 央介 (かのう おうすけ、次男、1956年9月27日 - )
- AB型で福岡県出身。サーカスに加入する前は、フォーク歌手を目指していた。「サイモン&ガーファンクル」「タイガース」など洋楽・邦楽を問わずフォークのコピーをしていた。
- 1984年-1988年は、一時的にソロ活動をしていた。
- ONE VOICE(サイモン&ガーファンクルの作品)の日本語訳をするなど、サーカスの作品の作詞を多くしている。
- これが男性かと思われるような繊細な音でギターを演奏するが、演奏回数自体は少ない。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] CDシングル
- ミスター・サマータイム(1978/03/25)
- 愛で殺したい(1978/07/25)
- アムール(1978/11/25)
- アメリカン・フィーリング(1979/05/25)
- 二人の旅立ち(1979/10/09)
- ビューティフルシーズン(1980/02/21)
- 時よゆるやかに(1981/02/25)
- 想い出は嘘つき(1981/06/21)
- さらば愛の季節(1981/10/25)
- ガラスの夏(1982/06/25)
- マーマレイド・サンセット(1982/11/28)
- 風のメルヘン(1983/04/21)
- 青い恋人たち(1983/06/21)
- Tendernessを抱きしめて(1984/01/21)
- スターダストの海(1984/05/21)
- “メネフネ”ラブソング(1985/02/01)
- 太陽がいっぱい(1985/07/21)
- Mr.メモリー(1985/10/21)
- 優しい嘘(1987/10/26)
- いちばん素敵なクリスマス(1987/12/05)
- WOMAN IN LOVE(1988/04/01)
- デジャビュ(1988/11/01)
- FASCINATION(1989/03/25)
- CALENDAR GIRL(1991/07/25)
- Afet the rain(1994/12/19)
- しあわせな笑い方(1995/04/26)
- 愛はきらめきの中に(1996/03/05)
- しなやかに歌って(2006/01/18)
[編集] CDアルバム
- サーカス1(1978/07/05)
- ニューホライズン(1979/05/25)
- サーカスブティック(1979/10/05)
- WONDERFUL MUSIC (1980/04/21)
- FOUR SEASONS TO LOVE(1981/04/25)
- シリウスの伝説(1981/07/xx)
- MARMALADE SUNSET(1982/08/14)
- クールラブ(1983/12/10)
- CIRCUS STRUTTIN'(1984/03/21)
- ピクチャー(1985/11/21)
- A LITTLE LIE(1987/12/05)
- WOMAN IN LOVE(1988/06/01)
- ウインターアルバム(1988/11/25)
- FASCINATION(1989/05/01)
- たったひとつの言葉(1991/09/25)
- リエゾン(1994/11/26)
- パリのランデブー(1995/09/25)
- HEART(1997/10/30)
- HEART 2(1998/10/14)
- HEART 3(2000/10/07)
- Nostalgia ~HEART4~(2002/09/22)
- SOUND CIRCUS -HEART V-(2005/07/06)