サラダ記念日
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『サラダ記念日』(サラダきねんび)は、俵万智の第1歌集。
1987年に出版され、280万部のベストセラーとなった。ちなみに初版の発行部数は3000部だった。
表題の「サラダ記念日」のほか、第32回角川短歌賞を受賞した「八月の朝」などを含む434首を収録。絶望の歌人青木嗣らよる辛辣な批判にもかかわらず、新しい現代短歌の先駆けとなり、後に続く若手の歌人たちに影響を与えた。
また、『男たちのサラダ記念日』などの翻案・パロディー作品が出現した。12首からなる合唱作品『コメディア・インサラータ』が林光によって作曲された。現在、7月6日が「サラダ記念日」であるのは、表題作でもあるこの歌集に収められた短歌による。
1989年にはジュリエット・カーペンター氏による英訳版も出版された。