サハリン航空
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サハリン航空(ロシア語:Sakhalinskie Aviatrassy Airlines、英語:SAT Airlines)は、ロシアの国際航空会社である。1992年に、サハリン州が出資して設立された。1994年に、アエロフロートに運航を委託する形で、初の国際路線となる函館線を開設、1999年に自社機材による運航を開始、2001年には、念願の札幌(千歳)線を開設した。
日本路線には、アントノフ24という36人乗り双発ターボプロップ機、及び同じく双発ターボプロップのDHC-8-100、またはボーイング社のジェット機である737-200を使用している。同社のアントノフ24及びDHC-8は、日本の国際路線に就航する唯一のプロペラ機である。 しかしながら、An-24型機については、TCAS等の装備を義務付けた平成19年1月1日施行の改正航空法施行規則に基づく安全基準を満たせないために、2006年一杯で函館線からの撤退が発表されている。同路線はボーイング737-200にて運航される予定である。
新千歳空港からユジノサハリンスク・ホムトヴォ空港まで1時間ないしは1時間30分で結び、機内ではサンドウィッチと飲料が供される。国内線乗り継ぎでハバロフスク、ウラジオストクやサハリン北部の中心都市オハに行ける。北海道のみならず、サハリン油田関連の欧米人の利用も多い。
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[編集] コードデーター
- IATA航空会社コード:HZ
- ICAO航空会社コード:SHU
- コールサイン:Satair
[編集] 就航路線
サハリン航空は以下の路線に就航している。いずれもホムトヴォ空港発着 (2006年7月現在):
- 国内線定期便
[編集] 保有機材
サハリン航空の機材は以下の航空機で構成される (2006年7月現在):
- アントノフAn-26V 3機
- アントノフAn-12(貨物機) 1機
- ミルMi-8MTV(輸送ヘリ) 2機
※DHC-8-100はロシアの航空会社の機体としては珍しく、ロシアの航空機レジナンバー「RA-」を付けた西側機である。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- サハリン航空(ロシア語/英語版)
- ユナイテッドトラベルサービス 日本総代理店
- オーロラ・エアー・サービス㈱ 東京地区販売代理店
- ノマド 旅客販売代理店