コンプトン波長
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コンプトン波長(コンプトンはちょう)とは、質量mの静止した粒子と光が相互作用した結果生じる光の波長の変化を表す。光の散乱角が90度の場合に定義された量である。
コンプトン波長は、アメリカ合衆国の実験物理学者アーサー・コンプトンが1922年に発見したコンプトン効果に登場する概念である。コンプトンは、物質にX線を入射するとX線の波長が長くなることを発見した。X線の波長の変化はX線の波長や物質の種類には依存せず、X線の散乱角にのみ依存していた。
コンプトン波長λは、プランク定数h、粒子の静止質量m、光速度Cを用いて以下のように表される。