コルチコトミー
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コルチコトミー、歯槽骨皮質骨切除術 (英語: corticotomy) は歯列矯正の一手法である。
Corticotomyはcortex(皮質)を切除する術という意味だが、ここではcortexは歯槽骨の中で、硬い部分(皮質骨)を指す。大脳前頭皮質の手術に関してはロボトミー参照。
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歯列矯正では、ワイヤーの張力によって徐々に歯を移動する。またはオステオトミー(歯槽骨切術)により歯槽骨を直接手術する方法もある。これらに対して、当術式では歯肉を切開し、皮質骨を一部除去し、内部の軟らかい部分(海綿骨)に切を入れる。除去するのは、門歯および犬歯を囲む部分である。その上でワイヤーを用いる。こうすると、ワイヤーのみの方法に比べ速く歯が移動するとして勧められる場合がある。
[編集] 関連事項
コルチコトミー、歯槽骨皮質骨切除術 (英語: corticotomy) は口腔外科の手術法であり、歯列矯正においても併用することも有る。
Corticotomyはcortex(皮質)を切る術という意味だが、ここではcortexは歯槽骨、及び顎骨の表層の、硬い部分(皮質骨)を指す。
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歯列矯正では、主としてワイヤーの弾性によって徐々に歯を移動するが、オステオトミー(歯槽骨切術)の併用により、歯をブロックとして歯槽骨ごと動かす方法もある。これらに対して、ボストン在住のウィルコックス氏により考案されたウイルコドンティックスでは、歯肉を切開し、皮質骨に、線状、あるいは点状の切れ目を入れて、その上で通常のエッジワイズ装置による歯の移動を行う。こうすると、ワイヤーのみの方法に比べ歯が速く移動するとされているが、その作用機序に関しては未だ不明な点も多い。
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