ケビン・ガーネット
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男子 バスケットボール | ||
金 | 2000 | バスケットボール |
ケビン・ガーネット(Kevin Garnett, 1976年5月19日、アメリカ合衆国サウスカロライナ州マーディン生まれ)は全米バスケットボール協会(NBA)のプロバスケットボール選手。身長211cm、体重100kg。愛称はKG。
[編集] 経歴
1995年NBAドラフトにて全体5位で指名される。ファラガット高校卒業。当時からずば抜けた選手であった彼は、学力に難が合ったこともあり、20年ぶりに高校から直接NBA入りした選手となる。ミネソタ・ティンバーウルブズに所属。ガーネットは高身長と優れた運動能力等、バスケットボール選手にとっては恵まれた素質を多く持っているが、NBA入り直後は体格が細く回りの選手との衝突による怪我を防ぐため筋力強化に力を入れた。ガーネットのNBAでの成功後、高校からNBAに所属する選手が増えたが、そういった後続の選手にもガーネットの経験は生かされ、若手選手の間にウェイトトレーニングの重要性が浸透した。ガーネットはバスケットボールにおける5つのポジションすべてをこなすことが出来る革命的で希少な選手である。彼は通常パワーフォワードのポジションでプレイする。NBA1年目、ガーネットはブロックショット数でチーム1位になる。彼は現在のNBAにおいて最も優れた選手の一人と考えられている。2000年シドニーオリンピックに全米代表の一員として出場し金メダルを獲得した。オールスターに2年目以降毎年、7回選出されている。2003年オールスターでMVPを受賞している。
2003-04シーズン、ガーネットは1試合平均13.9リバウンドでNBA全体1位、24.2得点で同2位となりシーズンMVPを受賞した。ティンバーウルブズは7年連続でプレイオフ第一回戦で敗退していた。2003-04シーズン、ティンバーウルブズはウェスタンカンファレンス最高勝率でプレイオフに臨み、第1回戦でデンバー・ナゲッツ、第2回戦でサクラメント・キングスを退け、カンファレンス・ファイナルへ進出した。カンファレンス・ファイナルではロサンゼルス・レイカーズに2勝4敗で敗れた。ガーネットは史上5人目となる、プレイオフに30点以上、20以上のリバウンド獲得という記録を残し、多くの批判を黙らせる活躍をした。この時ガーネットは、対キングス第7戦で32点、21リバウンドを獲得。チームメイトであるサム・キャセール、ラトレル・スプリーウェル、マイケル・オロウォカンディらの活躍もチーム躍進の原動力となった。2004-05シーズン序盤、サム・キャセールの怪我も影響しチーム勝率は5割付近で伸び悩んだ。2005年1月4日、対フェニックス・サンズ戦でガーネットはティンバーウルブズのフランチャイズ記録となる47得点を挙げたがチームは敗戦した。2004年結婚。