グルジアの国旗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グルジアの国旗(グルジアのこっき)は、白地に赤のイェルサレム十字を5つ配し、イングランドのセント・ジョージ・クロスに似た図案である。
2003年11月の「バラ革命」で、野党勢力のシンボルとして使われた中世のグルジア国旗(ミヘイル・サアカシュヴィリ大統領率いる与党「国民運動」の党旗でもある)を、新たな国旗としたもの。 キリスト教を象徴する赤い十字が描かれており、国民の意見を聞いて支持を得たとされている。 1999年に一度、議会でこの国旗への移行が可決されたが、当時のエドゥアルド・シェワルナゼ大統領に拒否され実現しなかった。しかし、シェワルナゼ前大統領がバラ革命によって辞任に追い込まれた後、サアカシュヴィリ新大統領が誕生し、2004年1月14日に議会でこの国旗が再び可決制定され、約500年ぶりに復活した。