グラップリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グラップリング(英:grappling)は組技格闘技の一種である。
関節技・絞め技による決着、それが無い場合にはテイクダウン・ポジショニング・パスガード・リヴァーサルなどに与えられるポイントによる決着、同ポイントなら判定による決着を特徴とする。サブミッションレスリングとほぼ同義。様々な組技格闘技の公約数的競技としての性格から、大会の主催者により微妙にルールが異なることが多い。アマチュアレスリングにサブミッションを加えたもの、道衣を着ないブラジリアン柔術(ノーギ)、打撃の無い総合格闘技とも解されるが、近年ではグラップリングを専門とする選手が増え、他競技との掛け持ちをしている選手は活躍できなくなりつつある。
アメリカ合衆国留学中にブラジリアン柔術に魅せられたアラブ首長国連邦アブダビのシェイク・タハヌーン・ビン・ザイード王子がポケットマネーで開催する「世界サブミッションレスリング選手権(通称アブダビコンバット・ADCC)」がグラップリングの世界最高峰の大会として知られる。
日本レスリング協会が中心となって五輪正式競技種目を目指している組技格闘技「パンクラチオン」もグラップリングの一種といえる。
グラップリングの代表的な選手としては、マルセーロ・ガウッシア、ホジャー・グレイシー、エディ・ブラヴォー、菊田早苗などが挙げられる。
カテゴリ: 格闘技 | 格闘技関連のスタブ項目