ギリシャ共産党
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ギリシャ共産党(ギリシャ語 Κομμουνιστικό Κόμμα Ελλάδας,ラテン文字表記ではKommunistiko Komma Elladas)はギリシャにおける共産主義・左翼政党。略称からしばしばKKEと称される。
1918年にギリシャ社会主義労働者党(Σοσιαλιστικό Εργατικό Κόμμα Ελλάδας SEKE)として教師のアブラーム・ベナロヤなどにより設立された。共産主義を奉じるまで数年の間第二インターナショナルに加盟していた。その後名称をSEKE-K、さらにKKEへ変更した。現在の党首はアレカ・パパリガ。
第二次世界大戦中のドイツ占領下のギリシャでは他の左派組織とともに民族解放軍 (ELAS)を組織し、1954年にはギリシャ全土の4分の3を支配していた。戦後にELASは政府およびイギリス軍との間で始まったギリシャ内戦が1949年まで続いた。KKEは1974年まで非合法化されていた。
非合法化時代にKKEは二派に分裂している。一派は国外の亡命者が中心でソビエト連邦に忠誠を誓っていた。もう一つは国内のKKEシンパ中心で、ユーロコミュニズムの系統である。1974年の民主化でKKEはEDAと合同で左派連合(Ενωμένη Αριστερά)を形成し、9.36%の得票を得た。以後1989年まで選挙では一貫して10%前後の得票率を得ていた。
ギリシャ共産党は地方議会、国会、欧州議会などに代表を有している。欧州議会ではヨーロッパ左派連合・北欧緑の党グループの一員である。
1993年の総選挙では5.9%の票を得て12人の議員が当選した。ギリシャの国会では新民主主義党、全ギリシャ社会主義運動につぐ第三の政党である。