キュンキュン
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キュンキュンとは、恋愛などで、胸の中心が息苦しいような、痛いような状態に陥ることをあらわす擬態語。
アニメ声優や若手アイドル、2000年以降に流行となった「メイド喫茶」などのメイド店員などが多用する、萌えを感じた際などの「心のトキメキ」を表現するオタク用語である。18禁ゲームの主題歌などでも、多用される。
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[編集] 概要
2000年以降、日本において全国的な「メイド喫茶」ブームが起きた。近隣のメイド喫茶同士は、生き残りをかけて熾烈な競争を行っており、企画の独自性・メニュー・サービスの新規性…などに、それぞれが特化していった。
それと同じくして、一部のメイド喫茶では「メイド自身の可愛さ」を高める工夫も考えられていった。その一つが、「キュンキュン」という用語である。恥らう仕草などで、声優のような作り声(地声の場合もある)で、このキュンキュンを可愛らしく言うのである。
その他、このような店のメイドが多用する用語に、「萌え萌えビーム」「はきゅ~ん」などがある。これについては、「きこうでんみさ」を参照のこと。
[編集] 語源
キュンキュンの語源として有力な説は、「胸キュン」から来ているとするものである。
その代表的なものに、1980年代にドラマ化もされた、遠山光の漫画『胸キュン刑事』がある。犯罪を嗅ぎ付ける、不思議な力をもったバスト「胸キュン」で事件を解決するという、当時としては挑戦的な設定で、PTAからは常に目をつけられていたが、青少年からは大きな人気を得ていた作品だった。
その他、1983年にカネボウのCM曲となった、YMOの『君に胸キュン』がある。あのYMOが、このような歌詞の歌謡曲を作ったという事で、当時は様々な批評・批判がとびかった。 また「胸キュン」というタームはYMOより前に山下久美子が使用しており、同時期河合奈保子の歌の中に「胸がキュンとなるの」というフレーズが登場している。
さらに、1982年~1983年のテレビアニメ『超時空要塞マクロス』から来たという説もある。作品内のアイドル歌手リン・ミンメイのデビュー曲「私の彼はパイロット」の歌詞の中で、(飛行機が飛ぶ様子を現す擬音語として?)このフレーズが使われていた。
(これら以前に、胸キュンやキュンキュンが使われていたのか、ご存知の方は補足ねがいます)
[編集] メディアでの使用
メイド喫茶以外では、18禁ゲームの主題歌・挿入歌などで、歌詞やセリフ・合いの手として「キュンキュン」が多用される。また、声優はもちろんのこと、正統派に類するアイドルの中には、この用語を使う者が多い。 ホラーサスペンスゲーム「ひぐらしのなく頃に」のシナリオでもこの用語が(いたって真面目なシーンで)使用され、話題を呼んだ。