ガブスレイ
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ガブスレイ (GABTHLEY) は、アニメ『機動戦士Ζガンダム』に登場する、架空の兵器。ティターンズの試作型可変モビルスーツである(型式番号:RX-110)。
名前の由来はカナダ出身の経済学者であるジョン・ケネス・ガルブレイスからであると思われる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 機体解説
ガブスレイ | |
型式番号 | RX-110 |
所属 | ティターンズ |
建造 | ルナツー開発基地 |
生産形態 | 試作機 |
頭頂高 | 18.5m |
本体重量 | 32.6t |
全備重量 | 56.2t |
ジェネレーター出力 | 1,800kw |
スラスター総推力 | 277,200kg |
センサー有効半径 | 10,900m |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
主な搭乗者 | ジェリド・メサ マウアー・ファラオ |
武装 | フェダーインライフル ビームサーベル×4 肩部メガ粒子砲×2 バルカン砲 |
パプテマス・シロッコが提出した設計案を元に、ルナツー開発基地にて開発された可変MS。同基地で製造された10番目の機体であったことから「RX-110」の型式番号を与えられた。
本機のMA形態は、複眼状のカメラ、センサーを複数持つ機首、脚部のムーバブルフレームを丸ごと露出させた一対の大型クローアーム等、まるで昆虫を彷彿とさせる独特のフォルムが最大の特徴である。変形後は全身に内蔵されたスラスターがギャプランと同様に後方一点に集中し、その尋常ならざる加速性能を最大限利用した一撃離脱戦法を得意とする。脚部クローアームはMS形態でも使用可能で、射撃装備のままでも優秀な格闘性能を発揮した。また、携行武器のフェイダーインライフルは絶大な威力を誇り、一撃で戦艦の残骸を消滅させた。
このように、単機でのスペック自体は申し分ない機体ではあったが、その特殊かつ複雑な変形機構によって製造コストの高騰化・整備性の問題が生じた。その結果制式化には至らず、少数の試作機の製造を以って開発計画は中断された。なお、生産された機体の内2機はティターンズによって実戦投入されており、ジェリド・メサ中尉やマウアー・ファラオ少尉が搭乗し優秀な戦果を残した。劇場版機動戦士Zガンダムの映画パンフレットでの機体解説ではスラスター総推力が25200kgとなっているが、これは言うまでも無く間違いである。
[編集] 劇中での活躍
21話の『ゼータの鼓動』にてカミーユ・ビダンの乗るガンダムMk-II、エマ・シーンの乗るリック・ディアスをも圧倒した。後のアポロ作戦にてもカミーユ・ビダンのΖガンダムとクワトロ・バジーナの百式を見事食い止めている。しかし、アーガマ奇襲戦にてマウアー機がジェリドが受ける筈だったΖガンダムの攻撃を庇い撃破される、その直後、マウアーの思念に守られたジェリド機がアーガマに特攻、MSを次々と撃墜し肉薄するが、最終的にはΖガンダムとガンダムMk-IIの集中攻撃を受け大破した。