カール16世グスタフ (スウェーデン王)
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カール16世グスタフ(Carl XVI Gustaf、Carl Gustaf Folke Hubertus Bernadotte、1946年4月30日 - )はスウェーデン・ベルナドッテ王朝の現国王。毎年ノーベル賞を授与することで世界的に知られる。
スウェーデン前国王グスタフ6世アドルフの王子グスタフ・アドルフ(1947年1月、飛行機事故で亡くなる)を父とし、ザクセン=コーブルク=ゴータ公カール・エドゥアルトの娘シビラを母とする。1950年に前国王が高齢で即位した時、第1王位継承権者であるカール・グスタフはまだ幼児だったため、前国王を最後に王制を廃止することも議会で議論された。しかし共和制への移行は否決され、1973年9月19日、すでに成人していたカール・グスタフは祖父の後を継いで国王に即位した。翌年のスウェーデン憲法改正ですべての国王権力を喪失し、儀礼的な国家元首の地位となった。また、1980年に女性も王位継承権を持てることになった。2005年現在の王位継承第1位はヴィクトリア王女である。
[編集] 王妃との出会い
1972年のミュンヘンオリンピック観戦の際、現地でカール・グスタフ王子の世話を担当したのがジルフィア・ゾマラート(父方はブラジル人)、すなわちシルヴィア現王妃だった。これをきっかけに交際が始まったが、当初は年上でドイツ人の一般市民ということもあり、結婚にこぎつけるのは大変なことであった。しかし1976年6月19日、2人は晴れて結婚することとなった。2人は3子をもうけている。
- 第1子 ヴィクトリア(1977年生まれ) 王位継承者(王太子)
- 第2子 カール・フィリップ(1979年生まれ) 王位継承権第2位、現在は第2位(誕生時は王太子であったが1980年に女性でも王位継承権を認める決定がされたため王位継承権第1位を姉に譲った。)
- 第3子 マデリーネ(1982年生まれ)
[編集] 外部リンク
- スウェーデン王室公式サイト(スウェーデン語及び英語)
- スウェーデン国王
- 1973 -
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- 先代:
- グスタフ6世アドルフ
- 次代:
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