カレル・ポボルスキー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
カレル・ポボルスキー(Karel Poborský、1972年3月30日 - )は、チェコ・トジェボニ Třeboň出身の元同国代表、ガンブリヌス・リーガ・ディナモ・チェスケー・ブデヨヴィツェ所属のサッカー選手。
EURO'96で右サイドのスピードスターとして突如頭角を表し、中世風の長髪スタイルという容姿も手伝って一気に注目を集める。予選リーグでネドベドとともにイタリアを破る原動力になった他、本選準々決勝のポルトガル戦では大会のベストゴールといっていいような素晴らしいループシュートを決め、最終的にはチームを準優勝へと導く。その後、クラブではイングランドのマンチェスター・ユナイテッドへと移籍した。しかし、髪を短くするのと比例するようにプレーに輝きが見られなくなり、またデイヴィッド・ベッカムが台頭してきたせいで出場機会にも恵まれなくなった。その後、ポルトガルのベンフィカ、イタリアのラツィオへと移籍。スパルタ・プラハを経て現在はユース時代を過ごし、自身も役員を務めるチェスケー・ブデヨヴィツェに所属している。
現代表でのヴラディミール・シュミチェル、パベル・ネドベド、トマーシュ・ロシツキー、トマーシュ・ガラセクと組む中盤は世界的に定評がある。ポボルスキーは主に右サイドを務める。
マンチェスター・U時代にチームメイトだったエリック・カントナとは親交が深い。
2006年7月、代表引退を宣言。
[編集] 選手経歴
- ディナモ・チェスケー・ブデヨヴィツェ(チェコ) 1991-1994、2006-
- ヴィクトリア・ツィツコフ(チェコ) 1994-1995
- スラビア・プラハ(チェコ) 1995-1996
- マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 1996-1997
- ベンフィカ(ポルトガル) 1997-2001
- ラツィオ(イタリア) 2001-2002
- スパルタ・プラハ(チェコ) 2002-2006
カテゴリ: チェコのサッカー選手 | マンチェスター・ユナイテッドの選手 | ベンフィカの選手 | ラツィオの選手 | スパルタ・プラハの選手 | 1972年生