カモノハシのイコちゃん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カモノハシのイコちゃんとは、JR西日本が発行するICカード「ICOCA」のマスコットキャラクターである。カモノハシが選ばれた理由は、以下の3つの特徴を持っていることによる。
- 「先進性」 - 哺乳類なのに卵から産まれたり、鳥類を連想されるくちばしを持っていたりする。
- 「機能性」 - 泳ぎに活用される尾や特大の水掻き、エサを漁るくちばしなどを持っている。
- 「IC」 - 微弱な電波をくちばしで感じ取る事ができる。
ICOCA登場当初は「イコカモノハシ」および「カモノハシ博士」という名前であった。前者の名前の由来は「ICOCAを もって のれば はやくて しあわせ」という文章の略からきている。後にICOCAのキャラクターとして定着してからは、JRのポスターなどでも専ら「カモノハシのイコちゃん」と称されている。目の形も当初はたれ目で可愛かったが、最近は釣り目で少々可愛さは失われつつはある。ただ、SMART ICOCAのイラストは初期のたれ目である。
TVCMでも登場当初から仲間由紀恵(同じくイメージキャラクターでもある)とコミカルなCMや広告で、イコカモノハシと言えば仲間由紀恵、と言うくらい関西では2人のショットが定着している。
他に、「こどもICOCA」のサービス開始時に登場した「こども」のキャラクターとして「カモノハシのイコ太」と「カモノハシのイコ美」がいる。この2つの愛称は公募により付けられたものである。
ちなみに、このキャラクターについてはいずれも漫画家の夏野ひまわりにデザインを委託し、その後、JR西日本がキャラクターに関する権利を買い取ったという。より親しみを込めて「イコやん」とも呼ばれている。権利を買い取ったこともあるのか、最近はSuicaのペンギンのイラストを意識したものが増えている。
2004年8月には、Suica・ICOCA相互利用記念として、Suicaペンギンとイコちゃんが電車ごっこをしているイラスト入りのカードが発売された。