オムスク
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オムスク(Омск, Omsk)はロシア連邦中南部の都市。シベリア連邦管区の西端に位置する。人口は1,140,200人(2003年)。シベリアではノヴォシビルスクに次ぐ2番目に大きな都市である。モスクワから2,555km。
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[編集] 概要
乾燥した気候で、しばしば激しい砂嵐、吹雪に見舞われる。1月の平均気温は-19°C、7月の平均気温は20°C。
1716年に建設され、1782年からオムスク市。1934年からオムスク州の行政の中心。イルティシ川の右岸、オミ川との合流点に町が広がる。また、シベリア鉄道が通り、水上・陸上交通の要衝。機械工業、冶金、化学・石油工業が盛んであるが、1991年以降、大きく衰退した。オムスク国立大学、オムスク国立工科大学、オムスク国立教育大学などの高等教育機関がある。
ドストエフスキーは1850年1月から1854年2月までここに流刑されていた。このときの体験をもとに『死の家の記録』を著している。