オシリス (惑星)
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軌道要素 | ||
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軌道長半径 | (a) | 0.045 AU |
離心率 | (e) | 0.0 |
公転周期 | (P) | 3.52474541 (± 0.00000025) 日 |
軌道傾斜角 | (i) | 86.1 (± 0.1)° |
近日点引数 | (ω) | 83° |
近日点通過時刻 | (τ) | 2,452,854.825415 (± 0.00000025) JD |
物理的性質 | ||
質量 | 木星の 0.69 (± 0.05) 倍 | |
半径 | 木星の 1.32 (± 0.05) 倍 | |
密度 | 370 kg/m³ | |
表面温度 | 1,130 (± 150) K | |
発見 | ||
発見日 | 1999年 | |
発見方法 | ドップラー偏移法 トランジット法 |
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発見者 | D. Charbonneau, T. Brown, D. Latham, M・メイヤー, G.W. Henry, G. Marcy, R.P. Butler, S.S. Vogt |
オシリス(HD 209458 b)は、ペガスス座にある恒星HD 209458の惑星。古代エジプト神話に登場する冥界の王、オシリス神にちなんで名づけられた。質量は木星の0.7倍、半径は木星の1.4倍ほどであると推測されている。中心星であるHD 209458から0.045AUの位置を、およそ3.5日周期で公転している。表面温度およそ1,200℃のホット・ジュピターである。
オシリスは太陽系外惑星では初めて恒星面通過が観測された惑星である。また初めて大気の存在が確認された系外惑星でもあり、大気下層部にはナトリウム、上層部には水素、炭素、酸素が含まれていることも分かっている。惑星大気は1,200℃まで加熱されており、そのため大気上層部からは毎秒10,000トンの水素が惑星外に放出され、200,000キロにわたる尾を引いていると考えられている。その速度は時速35,000kmという猛スピードである。
オシリスは中心星にあまりにも近いため常に一面を、中心星に向けている。そこの大気は高温に熱せられ反対側に流れ出すために、表面がスイカのような縞模様になっていると考えられている。風の流れは時速6,500kmという暴風である。両極には地球の数十倍の大きさの巨大な渦ができる。