ウロコダンゴ
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ウロコダンゴ(うろこだんご)は、菓子の一つ。蒸し団子。「ダンゴ」という名称ではあるがいわゆる団子のような丸ではなく、三角形の辺が波をうった形状をしている。
1913年(大正2年)、北海道深川市の深川駅を起点とする国鉄留萌線開通記念として高橋商事が販売を始めた。
当初は高橋商事社長の郷里である新潟の「椿餅」をアレンジ、「椿団子」として販売したが、当時の深川駅長が椿という苗字で、自分の名前が販売員によって連呼されることに違和感を感じたこともあり、駅長の提案で現在の「ウロコダンゴ」と改められた。ウロコとは当時貨車で運び込まれたニシンのウロコから取られたと言われている。以来、深川駅の名物として静かな人気を得ている。
ダンゴはもち米を主原料とし、「ういろう」に似たソフトな食感で甘さは控えめである。当初は白餡だけだったが、現在はあずき・抹茶を加えた三種類がセットで販売されている他、結婚式の引き出物や祝典の記念品等のための「紅白ウロコダンゴ」がある。
深川駅のほか、深川市音江の道の駅ライスランドふかがわや道央自動車道の砂川SA、旭川駅、新千歳空港などでも販売されている。添加物を使っていないので賞味期限は短いが、最近は真空パックのものも売られている。
また、深川の本店ではカステラでいう「耳」に相当するウロコダンゴの切り落としが格安で売られている。