ウジェーヌ・アジェ
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ジャン=ウジェーヌ・アジェ(Jean-Eugène Atget, 1857年2月12日 - 1927年8月4日)はフランスの写真家。
フランス南西部のボルドーの近くの町リブルヌに生まれ、パリにて死去。
近代写真の父と呼ばれる。20世紀前後のパリの建築物,室内家具など失われる古きパリのイメージを撮影。
目次 |
[編集] どのように生きたか
馬車の車体修理工の長男として生まれた。5,6才のとき孤児となり叔父に引き取られる。
[編集] 成人するまで
[編集] 俳優生活
最初は役者を目指し,地方回りの旅役者生活を続けるが挫折。1892年頃にパリで写真を撮り始める。
[編集] 第1次世界大戦まで
[編集] 第1次世界大戦以降
[編集] 何を残したか
[編集] 死後の評価
彼の撮影した作品の多くは、死後発掘公表された。フランス第三共和政下のパリの様子をとどめた貴重な記録であり、都市風景を撮影する手本として評価された。
日本の写真家が街中でアジェするというとき、彼の功績を念頭に置いているといえる。
[編集] 様々な伝説
[編集] 日本語の主要参考文献
- カミーユ・レヒト, "ウジェーヌ・アジェ『写真集』への序 (1930年)", 『図説 写真小史』(ヴェルター・ベンヤミン著), ちくま学芸文庫、1998年.
- ヴェルター・ベンヤミン,『図説 写真小史 (1931年)』、ちくま学芸文庫, 1998年.
- ジャン・ルロイ, "アジェ・パリの魔術師 (1973年)"、『ART VIVANT 18号 特集 アジェ』, 西武百貨店, 1986年.
- 横江文憲, "アジェ -- 巴里という都市のポートレイト"、『写真家の時代2 記憶される都市と時代』(大島洋監修), 洋泉社、1994年.
- 横江文憲, "ウジェーヌ・アジェ -- 開かれゆく20世紀のパリ", 『ウジェーヌ・アジェ回顧』, 東京都写真美術館、1998年.
- 大島洋, 『アジェのパリ』, みすず書房, 1998年.
- 笠原美智子、"アジェの目,アボットの目--モダン・ヴィジョン"、『写真,時代の抗するもの』、青弓社、2002年.
[編集] 写真集など
- 1979年3月 『アッジェのパリ』朝日新聞社、[1]
- 1991年4月 『写真の巨匠アジェ展 ユトリロ、藤田嗣治、マン・レイも魅せられた消えゆくパリの記録』PPS通信社、ISBN 4938635356
- 1993年11月 『アッジェ/巴黎』リブロポート、ISBN 4845708418
- 1998年9月 『ウジェーヌ・アジェ回顧』淡交社、ISBN 447301620X
- 2002年9月 アンドレアス・クラーゼ著『ウジェーヌ・アジェのパリ』タッシェン・ジャパン、ISBN 4887830602
- 2004年2月 ジョン・シャーカフスキー解説『ウジェーヌ・アジェ写真集』岩波書店、ISBN 4000082132