ウエスト・カリビアン航空708便墜落事故
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ウエスト・カリビアン航空708便墜落事故 (West Caribbean Airways Flight 708) は、2005年8月16日木曜日の朝にベネズエラ西部のコロンビア国境付近で墜落したウエスト・カリビアン航空の旅客機墜落事故である。
この便はマルティニークの旅行代理店 Globe Trotters de Rivière Salée によってチャーターされたもので、トキュメン国際空港からフォールドフランス空港へ向かう途中であった。
搭乗していたとみられる160人のうち、乗員8人はコロンビア人。乗客152人はフランス人、コロンビア人、パナマ人で、ほとんどがパナマで休暇を過ごしたフランス人だった。
この旅客機はコロンビアとベネズエラの国境付近で2基のエンジンのうち片側が、しばらくして、もう一方のエンジンに異常が発生した。緊急着陸を試みるためマラカイボの空港に向かったが、毎分7000フィートで降下を続け墜落した。
[編集] 時間経過
時間は UTCである。
- 7:00ごろ ベネズエラのカラカス(Caracas)の管制塔に、この旅客機から片方のエンジンに異常があると報告がある。
- 数分後、もう片方のエンジンにも異常あると報告がある。管制はマラカイボ湖の西にある都市、マラカイボ(Maracaibo)の空港に緊急着陸を許可する。それから数分後に交信が途絶える
- 07:45ごろ コロンビアの国境から30キロほど離れた、ベネズエラ西部スリア州にある山間部の町、Machiques 付近の牛牧場で墜落し、直後に爆発した。
[編集] 航空機
この墜落した機体は、マクドネル・ダグラスMD-82型型(1986年製造) である。これは以前コンチネンタル航空が所有していた。ウエスト・カリビアン航空は2005年1月10日にこの航空機の引き渡しを受けた。
[編集] 航空会社
ウエスト・カリビアン航空は1998年に設立されたコロンビアの航空会社。2005年3月26日、ウエスト・カリビアン航空のプロペラ機がコロンビアのプロビデンシア島で離陸直後に墜落、この事故で乗員2名と乗客6名が死亡、6人が負傷した。