イヨカン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イヨカン | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||
Citrus iyo | ||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||
イヨカン |
イヨカン(伊予柑、別名:穴門みかん(あなどみかん))は、カンキツの一種。日本ではカンキツの中で、ウンシュウミカンに次ぐ生産量の果物である。明治時代に山口県阿武郡東分村(現:萩市)で発見されたのが最初とされる。現在では主に愛媛県で生産されている。名前は育ちの地である伊予国(愛媛県の旧令制国名)にちなんでつけられた。
皮はウンシュウミカンに比べ厚めだが、手でむくことは可能である。果汁はジューシーで、香りもよいが、手でむくのがわずらわしく、また手が果汁まみれになるのを嫌がる人もあり、近年若干敬遠されがちである。
[編集] 産地
2005年産のイヨカンの収穫量は全国で107500トンであった(農林水産省統計)。うち愛媛県が90000トンと圧倒的に多い。栽培面積は2005年までの10年間で約35%減少、収穫量は同じく45%減少している。愛媛県の主産地は、保内(八幡浜市)、中島(松山市)、北条(同)などであるが、近年多品種への転換が進みつつある。
- イヨカンの主産地(2005年産)
[編集] その他
毎年受験シーズンになると、「いい予感」との語呂合せで、産地PRも兼ねて受験生がよく祈願する神社等での配布が行なわれる。
カテゴリ: 生物分類表使用 | 植物関連のスタブ項目 | 果物 | ミカン科