イザベル・アジャーニ
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イザベル・アジャーニ(Isabelle Adjani, 1955年6月27日 - )はフランス・パリ出身の女優である。フランス生まれではあるが、父親はアルジェリア人、母親はドイツ人。14歳のときにスカウトされて女優の道を歩むようになる。1969年に映画デビュー。コメディ・フランセーズに所属し、舞台に立ったこともある。
19歳のときに主演した『アデルの恋の物語』で、情熱の余り狂気に陥ってゆく主人公を演じ、高い評価を得た。『カルテット』と『ポゼッション』でカンヌ映画祭女優賞を、『カミーユ・クローデル』でベルリン国際映画祭女優賞を受賞。
ゴダールの作品を突然降板したり、一度断った役を他の女優から奪い返したなどのスキャンダルも多い。マスコミが嫌いで、特に勝手に写真を撮られることを非常に嫌い、カンヌでパパラッチのカメラを壊したこともあるという。
共演者と恋に落ちることが多く、『イシュタール』で共演したウォーレン・ベイティとのロマンスも知られている。子供は2人いて、1人は俳優のダニエル・デイ=ルイスとの間の子である。
[編集] 主な出演作品
- アデルの恋の物語 L'Histoire d'Adèle H. (1975)
- ブロンテ姉妹 Les Soeurs Brontë (1978)
- ポゼッション Possession (1980)
- 死への逃避行 Mortelle randonnée (1983)
- サブウェイ Subway (1984)
- イシュタール Ishtar (1987)
- カミーユ・クローデル Camille Claudel (1988)
- 可愛いだけじゃダメかしら Toxic Affair (1993)
- 王妃マルゴ La Reine Margot (1994)
- 悪魔のような女 Diabolique (1996)
- イザベル・アジャーニの 惑い Adolphe (2002)
- ボン・ヴォヤージュ Bon voyage (2003)
- イブラヒムおじさんとコーランの花たち Monsieur Ibrahim et les fleurs du Coran (2003)
[編集] 外部リンク
- 公式サイト
- イザベル・アジャーニ - 『海外映画俳優マガジン』内の情報
- IMDb
カテゴリ: フランスの俳優 | 1955年生 | アルジェリア系フランス人