アンドロメダ (テレビドラマ)
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『アンドロメダ』(GENE RODDENBERRY'S Andromeda)は、アメリカで製作されたSFテレビドラマ。2000年10月から放送が始まり、2005年5月で放送終了。全5シーズンで完結。日本でも一部の局で放映されている。
『スタートレック』の原作者ジーン・ロッデンベリーの原案に基づいて制作され、原題には彼の名が冠されている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
3つの銀河にまたがる「連合」の最新鋭宇宙艦アンドロメダ・アセンダントは、連合に所属する勢力のひとつであるニーチアンの奇襲攻撃を受けブラックホールに沈む。それはニーチアンが何年もかけて準備を進めてきた、連合に対する叛乱の始まりであり、この叛乱によって連合は崩壊した。
そして300年後、ジャンク屋の宇宙船ユーレカ・マルがアンドロメダを事象の地平線すれすれのところから引き揚げた。最後まで退艦せずに残っていた艦長のディラン・ハントにとってはたった数分(高重力により艦内の時間が引き延ばされたため)の間に、宇宙の平和と秩序は失われ文明すら後退しつつあった。ハント艦長はユーレカ・マルの一同を仲間に加え、連合を再建するべく困難に満ちた航海に乗り出す。
[編集] 登場人物
役名(俳優名)(日本語版での声優名)
- ディラン・ハント(ケヴィン・ソルボ)(速水奨)
- 地球人?、男性。アンドロメダ・アセンダント艦長。連合宇宙艦隊「ハイ・ガード」の優秀な士官だった。 「パラダイン」の1人。
- ベカ《レベッカ》・ヴァレンタイン(リサ・ライダー)(沢海陽子)
- 地球人?、女性。元ユーレカ・マル船長。 ニーチアンの女始祖。
- シーマス・ハーパー(ゴードン・マイケル・ウールヴェット)(鳥海勝美)
- 地球人、男性。元ユーレカ・マル乗員、技術担当。首筋にプラグがあり、神経を直接コンピューターに接続できる。
- ティア・アナサジ(キース・ハミルトン・コッブ)(西凛太朗)
- ニーチアンのコディアック一族、男性。元傭兵、火器担当。第1~3シリーズのレギュラー
- レヴ・ベム(ブレント・ステイト)(青山穣)
- マゴーグ、男性。元ユーレカ・マル乗員、科学担当。第1~2シリーズレギュラー
- トランス・ジェミニ(ローラ・バートラム)(沢谷有梨)
- 最古の太陽で「ランベント・キース」と呼ばれる評議会の一員。 外見は女性。元ユーレカ・マル乗員、医療担当。
- アンドロメダ(レクサ・ドイグ)(本田貴子)
- ドイル(ブランディ・レッドフォード)(深水由美)
- アンドロイド、女性として設定。ハーパーがロミーの代役として作った。
- テレマカス・ラーデ(スティーブ・ベーシック)(藤原啓治)
- ニーチアン、男性。連合崩壊前、ディランを裏切ったアンドロメダ・アセンダント副官ゲイヘリス・ラーデの子孫だがディランに心酔していく。第4シリーズからのレギュラー(それまでもゲスト出演している)。
[編集] 種族
- ヴェドラン
- 青色の皮膚と4本の足を持つ人形種族。母星はターン・ヴェドラ。高い統率力を持ち、300年前の連合内では中心的存在だった。
- カスタリア
- 人間タイプの種族。水中で暮らし、首にあるエラで呼吸をする。旧連合に加盟しており、新連合にも加盟を表明した。
- カルデラ
- 爬虫類タイプの種族。非常に好戦的。新連合に加盟。
- タン
- 昆虫タイプの種族。かつては連合に加盟し、アンドロメダにも乗り組んでいた。首都はサン・スカ・リ。
- ニーチアン
- ペルセウス
- 灰色の肌と長い顎を持つ種族。母星はシンティ。科学技術面に強く、旧連合にも加盟していた。なお、新連合へ最初に加盟した種族である。
- マゴーグ
- 爬虫類タイプの種族。捕虜を食べたり、生かしたままその体に卵を産みつけるなどといった行為で恐れられている。「アビス」を名乗る生命体を神と崇めている。
- マゴーグは300年前の時代、連合と敵対していた。しかし連合が彼らに対して融和政策を打ち出した事がニーチアンの叛乱を招く一因となった。連合崩壊後、マゴーグの中に宗教的信条から争いを否定する者たちが現れた。レヴもその一人である。
[編集] メカ・宇宙船等
- グロリアス・ヘリテージ級重巡洋戦艦
- アンドロメダ・アセンダント
- 番組のタイトルにもなっているメインシップ。ハイ・ガードの登録番号は「XMC-10-182」。人工知能「アンドロメダ」を搭載し、同型の姉妹艦が少なくとも9隻存在する。4千人以上のクルーが乗船可能。
- 初代艦長はファティマ・ナヴァーロ。その後ぺリム艦長が指揮をし、現在ディラン・ハントが艦長を務めている。
- パークス・マジェラニック
- ごく初期に建造された一隻。機体色は金色。
- 初出撃でスカーヒット王女をマゴーグの襲撃から救出、その後数々の表彰を受ける。
- 連合内乱時にはウォーリック艦長が指揮を執っていたが死亡したため、ジル・ピアース中尉が指揮を引き継いだ。
- クリムゾン・サンライズ
- 旧連合崩壊後、307年ぶりに出航したハイ・ガードの戦艦。機体色は黒。
- 出航時にはグリサム艦長と、エリン・ショハシ副艦長が指揮を執っていた。艦は出航後、破壊工作によって撃沈した。
- ミリオン・ボイシーズ
- 「ミラ」という人工頭脳が指揮を執っていた。連合内乱時、サン・スカ・リのドックでニーチアンに占拠されたが、ミラ独自の判断でニーチアンを抹殺し指揮権を取り戻した。
- タルタロス脱出の際、味方の艦をニーチアンの攻撃から守ろうとして、単身で主力艦へと特攻し撃沈した。
- アンドロメダ・アセンダント
- DSX級攻撃艦。
- バランス・オブ・ジャッジメント
- 「ガブリエル」という人工頭脳が指揮を執っていた。
- 宇宙海賊「レストリアン」を組織し、宇宙船を襲っていた。
- ラス・オブ・アキレス
- 内乱末期の数ヶ月間使用された。「アキレス」という人工頭脳を装備していた。DSXクラスの中では最強とされ、その性能は1個艦隊に匹敵する。
- レゾリューション・オブ・ヘクター
- 新連合が新たに建造した。「ヘクター(DSX91-369)」という人工頭脳をインストールする予定だったが、「ガブリエル」に乗っ取られた。
- バランス・オブ・ジャッジメント
- その他
- クラリオンズ・コール
- 連合内乱時にはハイ・ガード槍騎兵用の輸送船で、ニーチアンのカサード少佐が指揮を執っていた。内乱が勃発した時カサード少佐はクルーを抹殺し、人工頭脳「ライアン」も破壊した。
- 内乱後「ライアン」はナイトサイダーにより復元され、カジノ船に改造された。
- スリップ・ファイター
- ハイ・ガードが使用する小型戦闘艇。複座だが基本的には1人乗りである。アンドロメダの艦内にはスリップ・ファイターが多数搭載されている。
- クラリオンズ・コール