アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール
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アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(Andrés Manuel López Obrador, AMLO, 1953年11月13日 - )は、メキシコの中道左派または左翼政党民主革命党PRDに所属する政治家である。
1953年タバスコ州生まれ、首都メキシコ市のメキシコ国立自治大学(UNAM)卒業、1970年代に当時の支配政党制度的革命党PRIに入党し、1976年詩人で上院議員のカルロス・ペリセールの選挙運動に参加したことから政界入りする。タバスコ州の先住民チョンタルパ族の支援活動や首都メキシコ市の消費者教育の促進運動を経て、1988年にクアウテモク・カルデナス大統領候補の民主化運動に参加してPRIを離党し、国民民主戦線FDNからタバスコ州知事に立候補(落選)。
1989年FDNが民主革命党PRDに改名すると、タバスコ州委員長に就任、1996年には全国委員長に就任。2000年、メキシコ市長に当選し、以後中央政府のフォックス大統領と激しく対立するも、メキシコ市住民の圧倒的な支持を集める。2006年の大統領選に出馬を表明し、選挙準備のため2005年7月メキシコ市長を辞任した。個人的人気がきわめて高く、大統領当選が最有力視されていたが、選挙直前にフォックス大統領を罵倒した言葉が批判を浴びてやや支持率を落とし、2006年7月2日に行われた大統領選挙において、得票率35.3%あまり、わずか0.6ポイント足らずの僅差で対立候補フェリペ・カルデロンに敗れた。ただし、選挙には二重集計や集計漏れがあったとして、ロペス・オブラドール陣営は選挙裁判所に提訴すると見られ、選挙結果の確定にはまだ時間を要する模様である。